東映アニメーションは11日、2023年3月期（2022年4月1日〜23年3月31日）通期連結業績を発表。映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』、『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』が記録的ヒットとなり、売上高・利益とも通期として過去最高記録を大幅に更新した。

　通期の売上高は874億5700万円（前年同期比53.4％増）、営業利益は286億6900万円（58.3％増）、経常利益は297億9100万円（58.3％増）、当期純利益は209億円（63.0％増）。

　セグメント別では「映像製作・販売事業」が、売上高372億6700万円（79.4％増）、セグメント利益106億8000万円（85.6％）と伸長。このうち「劇場アニメ」の売上高は75億円（前年は4億5200万円）、海外上映権販売も好調だったことから「海外映像」も219億1700万円（前年は127億4700万円）を記録した。

　『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は全世界興行収入138億円突破、全世界週末興行収入ランキング1位獲得、全米初登場1位獲得。

　『ONE PIECE FILM RED』は、全世界興行収入319億円突破、2022年国内映画興行収入ランキング1位、国内映画興行収入ランキング歴代8位。

　『THE FIRST SLAM DUNK』は、全世界興行収入300億円突破（現在更新中）、中国における前売チケット海外アニメ作品史上最高記録（1.15億元）、興行収入6億元突破（更新中）、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞。