アメリカに活動拠点を移すお笑い芸人・たむらけんじが、カンテレ朝の情報番組『よ〜いドン！』（月〜金　前9：50　※関西ローカル）火曜レギュラーを、きょう2日放送をもって卒業。関西のオバ様たちを日帰り旅行に連れていく人気コーナー「いきなり！日帰りツアー」は、麒麟・田村裕にバトンタッチすることが発表された。

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　晴天で迎えた、たむら最後のロケ。冒頭「いよいよラストでございます。けど皆さん、ご安心ください！なんとこのコーナー、続行でございます！僕の後任は、この方です！」と切りだすと、「どうも〜！麒麟・田村です！」と後任の田村が元気よく登場し、2人合わせて「Wタムラです！」と息の合ったコンビネーションを見せた。

　たむらは「たむらから田村へ、バトンが渡りました！このコーナーはタムラ一族から渡したくない！」と主張。一方の田村が「正直、伝統がありすぎて気が重いといいますか…」と漏らすと、たむらはすかさず「プレッシャーですわ、とかやろ（笑）！気が重い言うたら嫌なんかと思うから！」とツッコんで笑いを誘った。

　たむら最後のロケは、三重県・伊勢市へ。京都で出会ったオバ様2人と、伊勢神宮や伊勢シーパラダイスを訪れ、全国丼グランプリで金賞を受賞した松阪牛ステーキ丼や、海の味覚の王者・伊勢海老を堪能し、オバ様たちも「胸いっぱい、思い出ができました」「朝から濃い1日で、ほんまに楽しかったです」と大満足。

　そんなオバ様に、たむらが「このバトンタッチはどう？」と聞くと、「“たむら”さんから“田村”さんに、番組も上手に優しい人選ばはったな」と絶賛。

　たむらは「最初に日帰りツアーの企画を聞いた時は“ガチでやらせてくれ”って言ったんやけど、途中からもう“ガチじゃなくてもいいんちゃうかな”って（笑）。そう思うくらい、大変な時もありました。オバ様探しがめっちゃプレッシャーやねん。見つかった後は楽しんでくれるから何の心配もないやんか。10年間、プレッシャーとの戦いやったね。（オバ様が）捕まらなかったらどうしようって」と明かした。

　後任の田村は「見てくださっている方にも、（田村に代わって）面白くなくなったな〜、オバ様たちが楽しそうじゃないな〜とか言われたら辛いし…」と不安を吐露。すると、オバ様から「たむらさんのことは気にしない方がよろしいわ。2代目として、田村さんの素でいかんと」と激励が寄せられた。

　長年ロケに帯同したスタッフが「さみしいです」と涙ぐむ一幕も。その姿を見たオバ様は「和気あいあいでやっておられるからね。（スタッフの）人柄も分かるというか」ともらい泣きし、現場は温かい笑いに包まれた。