声優の櫛田泰道さんが4月1日、死去した。46歳。所属していたマウスプロモーションが8日までに発表した。

　同社は公式サイトに7日付で訃報を掲載し、「弊社所属声優 櫛田泰道 令和5年4月1日 46歳にて永眠いたしました」と知らせた。「葬儀に関しましてはご遺族の意向により近親者のみで執り行いました」とし、「ここに生前のご厚誼に深謝するとともに謹んでご報告申し上げます」とつづった。

　櫛田さんは茨城県出身。東京アナウンス学院、俳協演劇研究所、勝田声優学院、マウスプロモーション附属俳優養成所を経て、2004年に同社に所属。米アニメ『ハルク：スマッシュヒーローズ』『アルティメット・スパイダーマン』『アルティメット・スパイダーマン』などでハルク役の吹き替えを務めた。

　このほか、『宇宙戦艦ヤマト2202』『宇宙戦艦ヤマト2199』や、『BANANA FISH』『閃光のナイトレイド』『BLEACH』『銀魂』『NARUTO-ナルト-』など多数出演。海外映画やドラマの吹き替えでも活躍した。

　訃報を受け、松田健一郎は「櫛田泰道さんは長らく外画アニメのハルクを吹き替えてこられた自分にとってハルクの先輩とも言える方です。おそらく日本で一番『ハルクスマッシュ』と叫んだ声優さんです。46歳とまだお若い。また一緒に『ハルクスマッシュ!!』を叫びたかった。櫛田さん安らかにお眠りください」と追悼。

　上田燿司は「櫛田泰道君　マウスプロ時代の近い後輩で、昔よく現場で一緒になり、飲みにも行きました　お互い歳を重ねて、また仕事したかった　今は安らかに」としのんだ。