俳優の松本若菜（39）が12日、都内で行われた初フォトエッセイ『松の素』（KADOKAWA）の発売記念イベントに出席した。

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　松本が自ら筆を取った初のフォトエッセイは、これまでSNSでは明かされていないプライベートに関するエピソードや、下積み時代の想い、これからの挑戦したいことなど、本人の言葉でたっぷりと想いがつづられている。フォトパートでは、プライベート感あふれる撮り下ろし写真、自ら撮った撮影現場での舞台裏カットなど貴重な写真を多数掲載。良い意味で女優らしからぬ、松本がはじける「なりきりカット」も見どころだ。

　完成した作品を手に「最初から最後まで制作に携わって、いろいろとこだわりました。それが現物となって手元にあることが感慨深いです」と笑顔を浮かべた松本は、自己採点を求められると「100点。それくらい目一杯に詰め込んだ作品になっています」と胸を張った。

　松本は、2022年放送のドラマ『やんごとなき一族』（フジテレビ系）で主人公に意地悪をする義理の姉役でブレークし、同年放送のドラマ『復讐の未亡人』（テレビ東京系）ではデビュー15年目にして、初の連続ドラマ主演を飾った。さらに『Yahoo!検索大賞2022』俳優部門で1位に輝き、現在は、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』（TBS系）に出演するなど、活躍の幅を広げている。

　長かった“下積み時代”に話題が及ぶと「どうしても大変、つらかったことが思い出として残りがち。言い出したらキリがないです（笑）。今は、良いことを糧に頑張ってます」と前を向く。

“遅咲き俳優”としてブレークを果たしたものの「自分が思っている感覚と周りの方の感覚が全然違う。まだ変装せずに外に出ちゃうんです。周りから『ダメだよ！』と言われたりもする。でも元々、オーラがなく気づかれないんです（笑）」と明かし、「むしろ咲かせてもらってますか？自分では全然実感ないんです」と謙虚に話していた。