ANAグループのエアージャパンは9日、2024年2月に就航する国際線新ブランド『AirJapan』のサービスを発表した。シート、制服、ボーディングミュージック（機内BGM）を決定し、客室乗務員の個制服にはボーダレスなデザインを採用した。

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　『AirJapan』は、ブランド・コンセプトに「Fly Thoughtful」を掲げ、FSC（フルサービスキャリア）でもLCC（ローコストキャリア）でもない“まったく新しい空の旅”を提案する。「Thoughtful」は、気づかい、思いやり、やさしさといった意味。中距離国際線となり、2024年2月から東南アジア路線を皮切りに、運航路線を拡大していく。

　客室仕様は全席エコノミークラスの324席。肌触りが柔らかく耐久性もある日本製の上質なレザーシートとなり、32インチのゆとりのあるシートピッチ、深めのリクライニング設計で快適性を実現する。

　制服は、客室乗務員が企画段階から構想を進め、ブランドの想いを具現化。個性を大切にし、性別を問わず自由に着こなしが楽しめるようバリエーションをもたせ、ボーダレスなデザインとなった。ボトムスはスカートとパンツ2種類、パンツの裾の長さの調節を可能とし、シューズはスニーカーか革靴いずれかを選択できるようにした。また、日本の伝統文化「結び」「重ね」を取り入れ、生地には環境に優しい素材を採用した。

　機内BGMは、「東京藝術大学×AirJapan産学連携プロジェクト」から誕生し、楽曲タイトルは「あい」。尺八や箏（事）などの音色で日本を感じさせ、来日客も楽しませる。また、機内食も日本の「美味しさ」「文化」が感じられるメニューを有料で提供するとした。