優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する『第28回AMDアワード』(主催:一般社団法人デジタルメディア協会)の授賞式が7日、都内で行われ、フジテレビ木湯劇場『silent』(2022年放送)が「AMD理事長賞」を受賞した。同ドラマに出演した俳優の川口春奈(28)と鈴鹿央士(23)、プロデューサーの村瀬健氏が代表して出席した。
同作は、青羽紬(川口)が高校時代に本気で愛した恋人である佐倉想(Snow Man・目黒蓮)と、音のない世界で“出会い直す”というオリジナル脚本のラブストーリー。鈴鹿は紬の元恋人で高校時代には想と友人だった戸川湊斗を演じた。
透明感あふれるライトブルーのドレスで登壇した川口は「このような賞をいただいてうれしい気持ちでいっぱいです」とにっこり。「完全オリジナルストーリーでスタッフやキャスト一人一人が悩みながら、大変なときもありましたが、愛情を込めて作った作品です。SNS等のコメントやメッセージで励みになって頑張ることができました」と感謝を伝え、「これからも丁寧に、誠実に、愛を込めて作品づくりに精進していきたいなと思います」と誓った。
チェック柄のセットアップで登壇した鈴鹿は「全員がこの作品を愛していてその愛が見ている方々にも伝わったのかなと思っています。見ている方もsilentを愛してくださって」としみじみ。「どうやって締めればいいですか」と戸惑いつつ「silentを愛してくださった皆さんにお礼を伝えます。ありがとうございます」と頭を下げた。
若者たちのテレビドラマ離れが指摘される中、最高の感動と新しい楽しみ方を生み出したとして評価された。声がなくても愛が伝わる設定と演出、事情がわかると前に戻って見たくなる伏線とその回収など、今の若者たち空気感をオリジナルドラマとして見事に絵が描き出した。
放送後はツイッターのトレンドで毎週のように1位を獲得し、見逃し配信の再生回数も全11話で6191万再生と歴代最高を記録。テレビの前にいない若者に届けるため、「エピソード0」ドラマやドキュメンタリーといった複数の配信オリジナルコンテンツを作成したり、SNSではスポーツ中継延長時に本編に入りきらなかった未公開シーンや小道具の投稿をする等、今の生活スタイルに合わせたきめ細やかな工夫も光った。
■『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’22/第28回AMDアワード』主な受賞一覧
【大賞/総務大臣賞】『FIFA ワールドカップ カタール 2022』ABEMA全64試合無料生中継
【AMD理事長賞】『silent』
【年間コンテンツ賞「優秀賞」】ウタ、ELDEN RING、きつねダンス、アニメ『SPY×FAMILY』、世界陸上オレゴン大会でのXRスタジオ、ファスト映画アップローダーに対する損害賠償請求訴訟の勝訴判決、ぷにるんず、VOICEVOX
【功労賞】:該当なし
【江並直美賞(新人賞)】:藤井亮氏(株式会社豪勢スタジオ映像作家/クリエイティブディレクター)
【リージョナル賞】:『30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート』
同作は、青羽紬(川口)が高校時代に本気で愛した恋人である佐倉想(Snow Man・目黒蓮)と、音のない世界で“出会い直す”というオリジナル脚本のラブストーリー。鈴鹿は紬の元恋人で高校時代には想と友人だった戸川湊斗を演じた。
透明感あふれるライトブルーのドレスで登壇した川口は「このような賞をいただいてうれしい気持ちでいっぱいです」とにっこり。「完全オリジナルストーリーでスタッフやキャスト一人一人が悩みながら、大変なときもありましたが、愛情を込めて作った作品です。SNS等のコメントやメッセージで励みになって頑張ることができました」と感謝を伝え、「これからも丁寧に、誠実に、愛を込めて作品づくりに精進していきたいなと思います」と誓った。
チェック柄のセットアップで登壇した鈴鹿は「全員がこの作品を愛していてその愛が見ている方々にも伝わったのかなと思っています。見ている方もsilentを愛してくださって」としみじみ。「どうやって締めればいいですか」と戸惑いつつ「silentを愛してくださった皆さんにお礼を伝えます。ありがとうございます」と頭を下げた。
若者たちのテレビドラマ離れが指摘される中、最高の感動と新しい楽しみ方を生み出したとして評価された。声がなくても愛が伝わる設定と演出、事情がわかると前に戻って見たくなる伏線とその回収など、今の若者たち空気感をオリジナルドラマとして見事に絵が描き出した。
放送後はツイッターのトレンドで毎週のように1位を獲得し、見逃し配信の再生回数も全11話で6191万再生と歴代最高を記録。テレビの前にいない若者に届けるため、「エピソード0」ドラマやドキュメンタリーといった複数の配信オリジナルコンテンツを作成したり、SNSではスポーツ中継延長時に本編に入りきらなかった未公開シーンや小道具の投稿をする等、今の生活スタイルに合わせたきめ細やかな工夫も光った。
■『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’22/第28回AMDアワード』主な受賞一覧
【大賞/総務大臣賞】『FIFA ワールドカップ カタール 2022』ABEMA全64試合無料生中継
【AMD理事長賞】『silent』
【年間コンテンツ賞「優秀賞」】ウタ、ELDEN RING、きつねダンス、アニメ『SPY×FAMILY』、世界陸上オレゴン大会でのXRスタジオ、ファスト映画アップローダーに対する損害賠償請求訴訟の勝訴判決、ぷにるんず、VOICEVOX
【功労賞】:該当なし
【江並直美賞(新人賞)】:藤井亮氏(株式会社豪勢スタジオ映像作家/クリエイティブディレクター)
【リージョナル賞】:『30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート』
2023/03/07