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2022年映画興収、『ONE PIECE FILM RED』で東映が1位奪取 手塚治社長が感謝「先輩方の仕事が今花開いた」【邦洋ランキングあり】

 日本映画製作者連盟(映連)は1月31日、都内で『2023年 新年記者発表』を行い、2022年(令和4年)の全国映画概況を報告した。総興行収入は2131億1100万円(前年比131.6%)、総動員数は1億5200万5000人(前年比132.4%)と伸長。公開本数は、邦画634本(前年490本)、洋画509本(前年469本)の合計1143本(前年959本)で、1000本を超えた。

映画『ONE PIECE FILM RED』ポスタービジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

映画『ONE PIECE FILM RED』ポスタービジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

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 このうち、興収10億円以上の作品は、邦画がアニメ含む26作品、洋画が15作品。双方通じて1位は、東映『ONE PIECE FILM RED』で197.0億円だった。2位は『劇場版 呪術廻戦0』で138.0億円、洋画の『トップガン マーヴェリック』が135.7億円で続いた。

 100億円突破は4作品。『トップガン マーヴェリック』をのぞけば、いずれもアニメ映画で、東宝の島谷能成会長は「アニメの当たり年」「大変豊作だった」と総括。過去最高の成績となった東映の手塚治社長は、勝因について「これですという答えがあるわけではない。なぜでしょう?」と聞き返しながら、「すごく真面目なつまらない答えを言えば、先輩方の仕事が今花開いた」と感謝を込めた。原作者の貢献などにも触れ、「これまでにない世界を目指していく、そういう作り方ってなんだろうと、作品に携わった皆さんが丁寧に考えてくださった結果」だとした。また、配信などで旧作を観たファンが劇場に足を運ぶ効果があったとも分析した。

・邦画
1位:『ONE PIECE FILM RED』197.0億円(東映)
2位:『劇場版 呪術廻戦0』138.0億円(東宝)
3位:『すずめの戸締まり』131.5億円(東宝)
4位:『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』97.8億円(東宝)
5位:『キングダム2 遥かなる大地へ』51.6億円(東宝/SPE)
6位:『シン・ウルトラマン』44.4億円(東宝)
7位:『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』30.1億円(東宝)
8位:『余命10年』30.0億円(WB)
8位:『沈黙のパレード』30.0億円(東宝)
10位:『コンフィデンスマンJP 英雄編』28.9億円(東宝)
11位:『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』26.9億円(東宝)
12位:『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』25.1億円(東映)
13位:『映画 五等分の花嫁』22.4億円(ポニーキャニオン)
14位:『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』20.4億円(東映)
15位:『あなたの番です 劇場版』20.0億円(東宝)
16位:『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ』19.8億円(松竹)
17位:映画『おそ松さん』16.7億円(東宝)
18位:『今夜、世界からこの恋が消えても』15.3億円(東宝)
19位:『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』15.0億円(バンダイナムコフィルムワークス)
20位:『カラダ探し』11.8億円(WB)
21位:『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』11.6億円(アニプレックス)
22位:『High & Low the Worst X(クロス)』11.4億円(松竹)
23位:『死刑にいたる病』11.0億円(クロックワークス)
23位:『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』11.0億円(松竹ODS)
25位:『映画 ゆるキャン△』10.8億円(松竹)
26位:『劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編』10.0億円(松竹)

・洋画
1位:『トップガン マーヴェリック』135.7億円(東和ピクチャーズ)
2位:『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』63.2億円(東宝東和)
3位:『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』46.0億円(WB)
4位:『ミニオンズ フィーバー』44.4億円(東宝東和)
5位:『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』42.5億円(SPE)
6位:『SING/シング:ネクストステージ』33.1億円(東宝東和)
7位:『クター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』21.6億円(WDS)
8位:『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』19.1億円(SPE)
9位:『マトリックス レザレクションズ』14.0億円(WB)
10位:『ソー:ラブ&サンダー』13.5億円(WDS)
10位:『ブレット・トレイン』13.5億円(SPE)
12位:『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』12.5億円(WDS)
13位:『バズ・ライトイヤー』12.2億円(WDS)
14位:『THE BATMAN−ザ・バットマン−』11.9億円(WB)
15位:『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』10.0億円(東宝東和/GAGA)

※WB=ワーナー・ブラザース、SPE=ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、WDS=ウォルト・ディズニー・スタジオ

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