• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

『たまむすび』終了発表からの1週間OPまとめ それぞれの立場から“番組愛”にじむ

 2012年4月からスタートしたTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』(月〜木 後1:00)が、3月末で終了することが、12日放送の同番組内で発表された。『金曜たまむすび』(毎週金曜 後1:00)とともに産声をあげ、現在の各曜日パートナーは、月曜から順にカンニング竹山山里亮太博多大吉土屋礼央といったバラエティー豊かなメンバーで、金曜は外山惠理アナと玉袋筋太郎のコンビで届けてきた“ドラマチック・プログラム”が終幕となるが、発表からの1週間のトークをまとめて紹介したい。

赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.

赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


■土屋礼央「ピン太郎ちゃんから我々が借りてた」 玉袋筋太郎「『カックラキン』で行きましょう」

 12日放送では、事前に一部で報道されたニュースを読み上げながら、赤江の口から正式に終了が発表された。「いろいろ決まってないのに、あしたの金曜チームにもご迷惑をおかけするなというのがあったんですけど、致し方ないね。まだまとまりきっていない部分があるんですけど」と率直な思いを打ち明け「パートナーのみなさん、スタッフにも恵まれていますし、TBSさんにも恩義しかないですよ。ステキな場所を与えてくださって、本当に何の不満もないです。リスナーさんも心配してくださったり、応援してくださったり、支えてくださったり、いろいろあるので、ありがたいし、大好きな場所であることは間違いない」と紡いでいった。

 その上で「できる範囲で、リスナーのみなさんに思っていることはあけすけにお話してきたところはありますので、ちゃんとお話するとしたら、子どもですね。ラジオでもちょいちょいお話させていただいています、今年6歳になる娘がいますけど、今はまだ時間を気にせず生きていられる時期なんですよね。そういう時間概念がない時の子どもと、もうちょっと一緒に過ごしたいな。ずっと生放送で帯だと、時間に追われる部分があって。今度はちょっと、彼女の時間軸に自分の時間軸を合わせてみようかなと思いまして、ちょっと申し訳ないんですけど、帯のお仕事は辞退させていただこうかなと思ったんですよ」と明かした。

 さらに「この間、ママ友たちとお話をしていた時に、私が『カックラキン大放送!!』って知っているっていう話をしたんだけど、誰も知らなくて。ママ友の中に36歳の人がいて、それは体力面も違いますわなって思って…」と率直な気持ちをまっすぐに話していった。「ここまで育ててくれたみなさんと一緒にいたいっていう思いがあるんだけど、今やらないといけないことの第一って言われると…ピン太郎(娘の愛称)とっていう」と告白。土屋も受け止めながら「ピン太郎ちゃんが独占したいママを、我々が借りてたんだなって思うと、納得以外のなにものでもない」と呼びかけた。

 赤江は感謝しながらも「ほかのお方には、お話していたんだけど(昨年9月に行われた)武道館までは、レオレオ(土屋の愛称)と山ちゃんには伏せておこうかなと(笑)。如実に出そうだから」と笑いを交えて語っていた。

 これを受けて、迎えた『金曜たまむすび』。玉袋が「一昨日、けっこうガッツリお酒飲んじゃってね。べらんべらんで帰ってきちゃって。それで、木曜日起きたら、LINEがバッて入っているの。見たら『赤江が』とか『たまちゃんが』って書いてあるから、いけね、オレやらかしたんだなって思って。飲み過ぎで。だから、みんな心配してんだなって思ったら、違う『赤江』と『珠ちゃん』でしたね。オレも同じ赤江でたまちゃんだから、びっくりしちゃって(笑)。聞いてないよー!って話でね(笑)。『カックラキン』で行きましょう」と前日の放送を踏まえたコメント。

 外山アナが「聞いてるじゃん(笑)」とツッコミを入れながら「3月まででしょう?だから、楽しくやっていきましょう」と明るいトーンで話し、玉袋も「まぁーそういうことでね、楽しくやっていきましょう」と同調。外山アナが「(今後については)わからないから、いろいろ、なんとも言えません。なるようになると思います」と語ると、玉袋も「ケ・セラ・セラで」と続けていった。

 その後も、トークを繰り広げていきながら、外山アナが「『金曜たまむすび』のスタッフも幸せになってくれたらいいな」としみじみ語ると、玉袋が「お別れの言葉みてぇーな(笑)。『サライ』が聞こえてきたよ」と冗談を交えながら合いの手。「それぞれ選択があるということで、我々は心の洗濯をして頑張っていきたいと」と洒落を効かせて締めくくった。

TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』『金曜たまむすび』ロゴ

TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』『金曜たまむすび』ロゴ

写真ページを見る

■竹山が終了発表直前の赤江にメール「がんばれよ」 山里亮太は“大暴れ”「エピソード0からいるこのオレを」

 週明けの月曜では、竹山が冒頭に「『たまむすび』終わるんだって(笑)?」と笑いを交えながら切り出し、赤江も真裏の番組を担当しているナイツ大竹まこと山崎怜奈からも言及があったことを感謝。赤江が続けて「ここからの日々の放送、常日頃、何も残らないようなことをやってきたのに、なんか変に聞いてなかった人とかがいらっしゃったら、どうしようって。ニュースになるようなこと言いませんで(笑)」と話していった。

 竹山は、赤江の言葉を受け止めながら「通常通りしかないと思いますけど。みなさん、いつもながらの放送を聞いていらっしゃるので、いつもながらがいいんじゃないですか?世間で話題になっていて、話題になると、あーみなさんに愛されていた番組だったんだなと、わかりますよね」としみじみ。赤江が、今回の終了をめぐって“あらぬ憶測”を伝えるメディアがあったことを指摘し、語気を強めていくと、竹山も「月曜から金曜のパートナーみんな納得した上で…なので、変なことを勝手に書くのはやめてくれ」と呼びかけた。赤江から「竹山さん、木曜日にちゃんとね、放送前に『赤江がんばれよ』ってメールしてくださったんですよ(笑)」と添えながら、その後は互いに自身の仕事を自ら“褒める”というほほえましいオープニングとなった。

 火曜パートナーの山里は、冒頭から「おいおいおい!」と切り出すと「ワシわい!冗談じゃない、先週の木曜聞いてたら。この『たまむすび』は、何度オレを辱めたら気が済むのか」と大暴れ。「オレに関しては、たまむすびが始まる、放送しない“プレたまむすび”をやったのよ。エピソード0からいるこのオレをさて置いて…。かつ、一番の辱めは、12月に聞いた身で一番恥ずかしいこと気づいていますか?武道館のパンフレットで、みんな、『たまむすび』に対する思いを語っているんです。確かに、オレ以外の人たちはいかに楽しかったのか、若干思い出寄りに書いているんです。ピュアな山里は『ずっと続けていきたいですね』って書いているんです」と嘆きが止まらなかった。

 その上で「オレは怒っているんじゃないの、暴れてるの。一番暴れポイントは、先週の木曜日のレオレオ(土屋礼央)がめっちゃよかったこと。あんないいコメントはズルい。あのタイミングで、あのクオリティーのコメントを言えるのはすごいと思うのよ」と賛辞。赤江は「武道館は、リスナーさんに何か恩返しをしたいと思って、山ちゃんとレオレオは、明るく楽しく盛り上げてくれる、飛行機でいったら両翼みたいなところがあるから、止まらない方がいいなという、首脳陣の判断で」と明かし、その後は“赤坂一回キャンディーズ”らしく、軽妙なかけあいを披露していた。

博多大吉 photo:鈴木一なり (C)oricon ME inc.

博多大吉 photo:鈴木一なり (C)oricon ME inc.

写真ページを見る

■大吉が大胆な提案「そうすれば、10年間さみしくなくない?」 土屋礼央も納得「赤江さんの精神的にいいかも」

 水曜パートナーの大吉は「山ちゃん(山里亮太)のオープニングとかも聞いて、なんだろうね、知らされなかったみたいなので、わーわー言っていましたけど。良い判断っていうか、マジで知っている方がつらかったよ。山ちゃん、レオさん(土屋礼央)」と告白。「今私、何回か止めましたよね?あなたのことを。これまでに引き止めて、その結果週刊誌に撮られたとかいろいろありましたけど、今回はこれ止める理由がないし、止めちゃダメやし、しょうがないよなっていうのがひとつと、方向で考えていらっしゃるっていうので止まっていたから、なんとかならないかなと」と呼びかけた。

 これを受け、赤江が「ずっと悩んでいたんですよ。仕事との向き合い方みたいなのは、もう何年も本当に悩んでいて。自分が何かを決断する時って、こっちの道もいい、どっちか選ばないといけないかなって決められない時ってあるじゃないですか、その時は決めなくていいやっていうことはあって。迷っていることもしょうがないと思って、考えが熟成されるまで待ってっていうのがあって。熟成されて、弓がギリギリまで引けたってなったら離せるし、道も決まるんじゃないかなっていうので選んでくるんですけど」との思いを吐露。

 続けて「これも言っていいのかわからないんですけど、降板を申し入れたのは、実は一昨年の秋で。去年の春に終えようかなという風に、実は申し出たんですけど、TBSラジオさんも慰留していただいて。でも、ご自身のことなので、TBSラジオとして応援したいですし…ただ、赤江さんやり残したことないですかと。そう言われると、あると。コロナ禍でまったくリスナーさんと直接交流がなかったので、何かしらお会いして、みなさんにご恩をお返ししたいと。あとは、P瀧さん(ピエール瀧)、放送上では悲しい感じのお別れになっていたので、そこもなんとなく楽しい感じにつなげたいなと。よしじゃあ、イベントやりましょうと。これは本気でやらないとって思って」と話した。

 大吉は「(武道館イベントに)裏の構成・企画で入っていたんですけど、何がつらかったって、じゃあ次やればいいじゃんって言われるのよね。もちろんそうなんだけど、次あるのか知らないのよねっていう状況で、いろんな人にこれをやらないといけないんじゃないですかとかで、ずっとやっていたから、きつかったですよ。でも、本当、そういう思いをしながら、誰より赤江さんが命を削って武道館を大成功させて」と賛辞。「止められないけど、にしても終わる必要あるのかなって、今でも思っていて。ぶっちゃけ先週まで思っていたんですよ。今回もめちゃめちゃ悩んだでしょう?はたから見て思ったんだけど、両方取ればいいじゃんって。二兎追う者は一兎も得ずじゃなくて、二兎追うから三兎取れるのよっていうタイプだから、なんかないかなって。育休も無理やったっぽいしなって」とした。

 その上で「1個あるんですけど、アイデア。これどう?今回は春で終わって、たぶん最後の打ち上げでまたやりましょうねって言うんですよ。それうそやん!だから、起こせばいいんじゃないって。またやればいいんだよ。だから10年で番組終わるじゃない?きりよく2033年の春にマジでやりますって言っておいたらどう?この時間帯はさすがに無理だと思うの。でも、24時間365日ラジオやっていたら、なんとかなるやろうと。だって10年みんな頑張れば、みんな偉くなるでしょう。10年後にマジでどんな形になるかわからないけど、やるって決めて終わった方がよくない?またいつかでお別れするので、二度目がないのよ。だから、決めよう。2033年4月にやりますって。そうすれば、10年間さみしくなくない?」と大胆な提案を行った。

 ぐるりと一周りし、迎えたきょう19日の放送。土屋が「この1週間、『たまむすび』最高だった!」とリスナーとしての思いを打ち明けると、大吉の提案について「RAG FAIRも一回休止したの。(期限を設けなかったため)『いつやるの?』って聞かれるわけ。だから、10年後に集まりますって言ってしまった方が、赤江さんの精神的にいいかもしれない」と熱弁。「10年後どこでやれるかわからないじゃん。でも、リスナーのひとりとして生きがいになるから。どこかに集まって写真撮るでもいいからさ。それだけでもいいじゃん」と呼びかけた。

 さらに「P瀧さんにオレを会わせてくれよー。10年後とかだったら、会ってもいいでしょう(笑)。みんなでピエール瀧さんの話をしている時に、オレも入りたいよ(笑)」と打ち明けると、赤江も「素直さは尊敬するよ。なんでも受け入れるし。もともと、裏番組の司会?パーソナリティーをされていた方が、パートナーとして来るって本当に難しいこと。精神的にも。それは並大抵のしなやかさがないとできない」とかみしめるように語っていた。

 それぞれの曜日のカラーも出ながら、番組、スタッフ、そしてリスナーへの思いの深さを感じる1週間となった。番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 山里亮太『たまむすび』終了報道で“大暴れ”「エピソード0からいるオレを…」 赤江珠緒がなだめる
  2. 2. 博多大吉、赤江珠緒に『たまむすび』10年後の復活プラン熱弁「やるって決めて終わった方がよくない?」
  3. 3. 『たまむすび』終了発表からの1週間OPまとめ それぞれの立場から“番組愛”にじむ

関連写真

  • 赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.
  • TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』『金曜たまむすび』ロゴ
  • 博多大吉 photo:鈴木一なり (C)oricon ME inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

 を検索