アニメ『SLAM DUNK』赤木剛憲役などで知られる声優・梁田清之（やなだ・きよゆき）さんが亡くなったと、21日、親交のあった真殿光昭が自身のツイッターを通じて報告した。

　真殿は「友人の梁田清之君が逝去されました」と伝え、「彼はフリーだったため奥様の御意向により、僕が代わってここに声優業界関係者の皆様並びに彼のファンの皆様にご報告させて頂きます」と説明。「線香をあげ、弔わせて頂いた今でも信じられない思いですが心より梁田君のご冥福をお祈りさせて頂きます」としのんだ。

　梁田さんは、1965年生まれ。東京青二塾を経て、88年『鎧伝サムライトルーパー』鬼魔将朱天などでキャリアをスタートさせた。『SLAM DUNK』でゴリこと赤木役を担当したほか、『BLEACH』握菱テッサイ役、『ジャングルの王者ターちゃん』梁師範役、『ダイの大冒険』ホルキンス役など、多数のキャラクターが愛された。

　持ち前の重厚なボイスで、『機動戦士ガンダムF91』ザビーネ・シャル役や、『ドラゴンボールGT』ナッパ役も務めた。ゲームや洋画、特撮キャラクターの吹き替えでも活躍した。