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サービス開始から11年となった動画配信サービス「Hulu(フールー)」を運営するHJホールディングスは28日、過去11年間の視聴データを独自に集計し、この11年で、最も多くのユーザーに視聴されたアニメ作品として『名探偵コナン』が第1位を獲得(※)したことを発表した。放送開始から主人公・江戸川コナンの声優を務める高山みなみから、「えっ! すごい! 本当ですか?! 素直にとってもうれしいです」と、コメントも届いている。(※=2011年9月1日〜2022年9月15日までの視聴ユニークユーザー数を作品毎に集計した結果) アニメ『名探偵コナン』は、1994年より「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の青山剛昌による漫画が原作で、アニメは、読売テレビ・日本テレビ系で1996年より放送され、今年で26年目を迎える長寿番組となっている。長年にわたり熱く愛され続ける『名探偵コナン』が、Huluにおいて新たな記録を打ち立て、その人気を一層確かなものにした。 Hulu内でユーザーに最も視聴されたエピソードは、第1話「ジェットコースター殺人事件」。原点となるこのエピソードは、数々の難事件を解決する高校生探偵・工藤新一が、幼なじみの毛利蘭と遊園地でデート中、ジェットコースターで殺人事件に巻き込まれるという物語。本格的なミステリ要素に加え、主人公である新一が子どもの姿=江戸川コナンになってしまうという斬新な設定でユーザーの心をわしづかみにし、全エピソードの中で圧倒的1位を獲得した。またシリーズを通して新一が追う“黒ずくめの組織”との因縁の始まりが描かれ、これを観ずして『名探偵コナン』を語ることはできない、重要なエピソードでもある。 このほか、第701〜704話「漆黒の特急(ミステリートレイン)」がTOP10内にランクイン。江戸川コナン、“黒ずくめの組織”、沖矢昴(赤井秀一)、安室透、怪盗キッドなど、本作の人気キャラクターが勢ぞろいする『名探偵コナン』の魅力を凝縮したエピソード。行き先不明の“ベルツリー急行”に乗車したコナンたちが、そこで巻き起こる不可解な事件に立ち向かう。物語の舞台となる“ベルツリー急行”は、アガサ・クリスティの推理小説「オリエント急行の殺人」をモチーフとしており、重厚なストーリーも観ごたえ十分。満足度の高い内容が支持されている。 同じく、TOP10内にランクインしたのは第783話「緋色の真相」。第779話「緋色の序章」から始まる“緋色”シリーズの真相編となり、来葉峠で死亡したと思われていた、FBI捜査官にして、“黒ずくめの組織”への潜入捜査もこなす凄腕のスナイパー・赤井秀一の死の謎が明かされるエピソードとなっている。原作でも屈指の人気を誇る赤井秀一がフィーチャーされているのはもちろん、壮大な伏線回収と登場人物たちの変装合戦も見どころのひとつだ。『名探偵コナン』のキャラクターたちの相関関係がおおよそ確定する、おさえておきたい超重要エピソードでもある。

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  • 『名探偵コナン』Hulu歴代視聴者数アニメ部門第1位に (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
  • Hulu内でユーザーに最も視聴されたエピソードは、第1話「ジェットコースター殺人事件」 (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
  • 第701〜704話「漆黒の特急(ミステリートレイン)」がTOP10内にランクイン(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
  • 第783話「緋色の真相」もTOP10入り (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
  • 第853話「サクラ組の思い出(蘭GIRL)」(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
  • 第854話「サクラ組の思い出(新一BOY)」(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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