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松本伊代、デビュー記念日に40周年公演 夫・ヒロミが駆けつけ抱擁 親衛隊も集結

 歌手の松本伊代がデビュー40周年を迎えた21日、ビルボードライブ横浜で『松本伊代 40th Anniversary Live “トレジャー・ヴォイス”』を2公演開催し、全国からそろいのハッピを着た“親衛隊”が集まるなか、それぞれ約80分のステージで全18曲を歌唱した。2ndステージには夫のヒロミも祝福に駆けつけ、会場は祝祭感に包まれた。

松本伊代デビュー40周年記念公演に夫・ヒロミが駆けつけ抱擁

松本伊代デビュー40周年記念公演に夫・ヒロミが駆けつけ抱擁

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 松本は1981年10月21日、「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー。同曲を作曲し、2020年に他界した稀代の作曲家・筒美京平さんからは「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです」(2004年発売『松本伊代BOX』ライナーより抜粋)と評され、30曲もの筒美作品を歌唱してきた。

 今回、音楽監督を務めたのは、筒美さんと最も多くの仕事をした編曲家・船山基紀氏。歌手・松本伊代の魅力と、筒美メロディーの魅力、ともに知り尽くしている同氏が、『ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート』(2021年4月)に参加した日本を代表するミュージシャンをキャスティングし、多くの筒美作品が披露された。

 会場には全国からそろいのハッピにハチマキ姿の親衛隊が集結。新型コロナウイルス感染対策のため“伊代ちゃんコール”は自粛されたものの、手拍子とペンライトで観客をリードし、アニバーサリー公演を大いに盛り上げた。

 ライブは午後6時開演の1stステージと、9時開演の2ndステージの2回行われ、1stでは白地にゴールドの刺繍が入ったドレスにニーハイブーツ、2ndではスパンコール付きのグレーのロングドレスを着用した松本が登場すると、客席から大きな拍手が巻き起こった。

 松本は「きょうは最新アルバムの収録曲と、懐かしい曲を中心にお届けしますので、ゆっくり楽しんでいってください」とあいさつ。アイドル時代のポップな曲からしっとりとしたバラードまで、深みを増したアルトボイスで魅了した。曲の合間でのエピソード紹介では、自虐的なコメントも交えつつ巧みなトークで会場を沸かせた。

 ライブの後半では、SNSで行われた「聴きたい曲」アンケートで上位に入った曲を立て続けに披露した。1回のコンサートでは歌い切れないほど多くの楽曲にリクエストが寄せられたことに感謝しつつ、「きょう歌えなかった曲はいつかまた」と今後の音楽活動への意欲もにじませた。

 2ndステージでは音楽監督の船山氏が登壇し、さらには仕事終わりで駆けつけた夫のヒロミが花束を持って登場し、抱擁を交わすサプライズもあり、会場は祝祭感に包まれた。アンコールではデビュー曲にして代表曲の「センチメンタル・ジャーニー」を歌い、「また会いましょう!」と約束して記念ステージを終えた。

 松本は「16歳でデビューしたときはまさか40年後も歌っているなんて想像もしませんでしたが、ファンの皆さんをはじめたくさんの方に支えられてこの日を迎えることができました。素晴らしいステージを作ってくださった船山基紀先生と凄腕ミュージシャンの皆さんには感謝の言葉しかありません。今日の感動を忘れず、またこのような機会を持てるよう歌い続けていきたいと思います」とコメントした。

 2ndステージはRakuten TVで独占ライブ有料配信され、チケット購入者は10月24日午後9時まで視聴可能。この公演の模様を収めた映像作品は来年1月18日にリリースされる。

■『松本伊代 40th Anniversary Live “トレジャー・ヴォイス”』
01. くれないホテル
02. ワンダフル・ハート
03.マイ・ブラザー(1stステージ)/虹色のファンタジー(2ndステージ)
04. ポニーテイルは結ばない
05. ラブ・ミー・テンダー
06. 真夏の出来事(1stステージ)/シンデレラ・ハネムーン(2ndステージ)
07.チャイニーズ・キッス
08. 太陽がいっぱい
09. 恋のKNOW-HOW
10. 時に愛は(1stステージ)/流れ星が好き(2ndステージ)
11. 信じかたを教えて
12. サヨナラは私のために
13. すてきなジェラシー
14. ミスマッチ
15. イエスタデイ・ワンス・モア
16. あなたに帰りたい
17. ビリーヴ
【アンコール】
18. センチメンタル・ジャーニー
※M7〜9、M11〜14はメドレー

▼音楽監督
船山基紀

▼演奏
増崎孝司(ギター)/二家本亮介(ベース)/山木秀夫(ドラムス)/安部潤(キーボード)/ルイス・バジェ(トランペット)/アンディ・ウルフ(サックス)/AMAZONS(コーラス)

関連写真

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  • 仕事終わりに花束を持って祝福に駆けつけた夫のヒロミ=『松本伊代 40th Anniversary Live “トレジャー・ヴォイス”』2ndステージより
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