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オードリーの魅力ダダ漏れ『じゃないとオードリー』の波及力 若林の“壮大な仮説”も実証される?【きょう完結編オンエア】

 「本来こうなのかもな。大人のお仕事って。若い人にリラックスしてもらって」。お笑いコンビ・オードリー佐久間宣行プロデューサーによる、テレビ東京のお笑い特番『じゃないとオードリー』が、13日深夜1時から放送された。冒頭の発言は、スーパースターのように常にオンで過ごし、関わる全員を笑顔にするミッション「オフゼロオードリー」に挑戦している最中、若林正恭(44)から飛び出したものだ。若林と春日俊彰(43)の2人の歩みを知るファンはもちろん、多くの人の胸を打つ内容に仕上がっていた。見逃し配信再生回数30万回突破し、反響を呼んでいる(※配信数はいずれもTVer、GYAO!、自社配信サービス・ネットもテレ東の合計値。ビデオリサーチ調べ)。

『じゃないとオードリー』第2弾より(C)テレビ東京

『じゃないとオードリー』第2弾より(C)テレビ東京

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■常に“オン”で過ごすミッションに挑戦 日向坂46から戸惑いの声も…

 番組コンセプトはオードリーが「企画主導ゴールデンMC芸人」から、「オードリーじゃないと…」と言われる芸人になるためにさまざまなミッションに挑戦し修行していくというもの。3月末に放送された前回はニセ番組の収録だったが、今回は実際の『日向坂で会いましょう』収録日のオードリーに1日密着し、メイク、スタッフ打ち合わせ、収録の休憩中などあらゆる場面を「オフゼロ」で過ごしていくが、その模様を“盟友”の佐藤満春が観察し、解説を務める。

 常にオンでいなければならないため、2人だけの会話もいつもとは違うものとなり、本番以外の場面でのオードリーに、日向坂メンバーからも戸惑いの声が上がる。そんな“ぎこちなさ”も相まって、ドキュメント仕立てになっており、挑戦を続けていくことで、オードリーの心境にも変化が生じていく。第1弾が放送された直後である、15日深夜放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン(ANN)』(毎週土曜 深1:00)で、若林もこのように語っていた。

 「佐久間さんはすごいね。絶妙な企画を。オレたちは客観視できないから。絶妙なタイミングでよく思いつくよ。人間をよく見ているんだろうね。(収録は)1日だったけど、あの後からもしゃべるようになっちゃって…。44歳のおじさんが言うことじゃないけど、質問されて返すと、コミュニケーションって盛り上がるね(笑)」

『じゃないとオードリー』第2弾より(C)テレビ東京

『じゃないとオードリー』第2弾より(C)テレビ東京

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■佐久間Pが語るオードリー「周囲に対する柔らかさと優しさがある」

 1回目の『じゃないとオードリー』が放送された際、佐久間氏が次のようにコメントしていた。「オードリーの魅力は、ラジオをずっと続けて、いろんなことを話して来たこととで、M-1の敗者復活からのドラマだったり、それぞれの苦悩だったりという“ドキュメント性”が、面白さにつながっているところだと思うんです。でも、最近2人ともいろんなところでパワーアップした結果、“もう一個上のオードリー”に行くのが見られそうで。できればディレクターとしてそれを見たいじゃないですか。だからこの番組を立ち上げたというのもあった」。

 そして、今回も今じゃないと、2人じゃないと、人が出発点となって企画を作るスタッフじゃないと、日向坂46相手じゃないと、できない企画をぶち上げた。佐久間氏に、このタイミングで企画を行ったこと、今回の企画を通して「オードリーじゃないと」と感じたことについて聞いてみた。

 「(このタイミングでの企画は)元々は『あちこちオードリー』でのゲストの発言と2人の収録合間の空気の変化です。僕らにはきっかけ待ちに見えました。もちろん一番は、面白くなるだろうな、という確信です。2人とも芯はメチャクチャ強いけど、周囲に対する柔らかさと優しさがあることでしょうか。彼らじゃないと活かせない人、話さない人、作れない空気があると思います。」

 「白か黒か」の二極論であふれている今、適切なコミュニケーションを取るのが難しくなっている。ゲストとして番組に出演しながらも、ゲストを招く側、番組内での春日の言葉を借りれば「与える側になった」オードリーはもちろん、視聴者にとっても、今じゃないとここまで響かなかったのかもしれないと、改めてタイトルの妙を感じさせる。

 『日向坂で会いましょう』初回収録を終えて、オンの難しさを実感していたオードリーだったが、2回目の収録では、日向坂メンバーに自然に話しかけ、ぎこちなさが取れて、その場に笑顔が広がった。その様子を見ながら、一昨年にインタビューを行った際、若林が次のような言葉を残していたことを思い出した。

 「おじさんが本気でそのものに興奮していたら、世代を超えて伝わるんじゃないかなという仮説を立てていて。本気で興奮していないものを押し付けると、面倒くさいおじさんだと思うんですけど、本当に好きなんだなっていう人を見ていると、年齢も関係なくなってくる」。今回の企画に変換すると「本気で思っていることを、オンの状態で伝えることで、世代を超えたコミュニケーションが取れた」ということになり、若林の仮説は証明されたとも言える。

 『じゃないとオードリー』は、果たしてこれからどのような展開が待ち受けているのか。完結編は20日深夜に放送されるが、最後に春日の収録後コメントを紹介したい。「前回もそうであったが、今回はさらに『オードリーはこの撮影を経たから大きな進化を遂げたのだな。』と後世になって気付かされる作品となっている。歴史の目撃者になりなさい」。オードリーは、“令和のバラエティー覇王”への道を「好きぃー」な人たちとともに「パオ!」と駆け上がっていく。

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  1. 1. オードリー×佐久間P『じゃないとオードリー』第2弾 『ひなあい』収録で「オフゼロ」挑戦【コメントあり】
  2. 2. オードリーの魅力ダダ漏れ『じゃないとオードリー』の波及力 若林の“壮大な仮説”も実証される?【きょう完結編オンエア】

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  • 『じゃないとオードリー』第2弾より(C)テレビ東京
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