資産運用アドバイザーとしても活動する俳優の崎本大海が、借金で苦労した経験から「お金で失敗する人の特徴」「再出発への近道」について語った。私生活で借金を重ねながら、出演するドラマでは取り立て屋を演じていたという崎本。「バレてニュースにでもなったらどうしようと不安だった」と当時を振り返る。
■「30代で収入が減っても支出は減らせず、借金がみるみる膨らんだ」
人気ドラマ『闇金ウシジマくん』シリーズ(2010年〜)で、取り立て屋のカウカウファイナンス高田役を演じる崎本は、9月から始まった最新作、『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS/TBSドラマイズム、dTV先行配信中)でも同役にて出演。かねてより自著やYouTubeで『闇金ウシジマくん』出演中に借金を重ねていた過去を公表していたが、今回、改めて当時の心境を明かした。
「20代で安定した収入が得られるようになって生活水準が上がっていた中、30代で収入がどんどん減っても支出は減らせず、結果、知り合いへの借金やカードローンの借金とみるみる膨らんでいきました。ウシジマくんで作中に登場する様々な債務者と向き合う一方で、“私生活での借金がバレてニュースにでもなったらどうしよう”と不安になりながらこっそり消費者金融のATMに借金を返しに行っていました」
現在は、俳優業だけでなく、資産運用アドバイザーとして金融に関する情報発信も行う崎本。過去の失敗と学んだ知識から、お金で失敗しやすい人の特徴をこう分析する。
「自己評価と他人からの評価に差がある人や、客観的に物事を見られない人は投資を含め、お金の管理に不向きなのかもと思います。また、『使ってもいい金額』というものをしっかり把握できていない人も失敗する人の特徴として多い。少なくとも『絶対に手を付けてはいけないお金』というものを作るのは重要です。自分で決めたルールを守れない人はお金の失敗をしてしまう人なのかなと思います」
今、過去の自分に伝えたいのは「本当に大切な人を見極めて、多少恥ずかしくてもその人達の事は日頃からちゃんと大切にしてほしい」ということだと話す。
「お金に一番困っていた時、一番身近な家族に優しく出来ていなかったんです。調子に乗って家族を見下したような態度を取っていた時期もありました。でも結局立ち直ることができたのはやはり家族の助けがあったからだし、精神的な拠り所になったのも家族でした。今は家族を大事にしていて定期的に集まるようにしています。甥っ子もいるのですっかりおじさんになっていますね」
■リスタートする近道は「負の遺産に向き合うこと」
出演する『闇金ウシジマくん』シリーズで、心に残っているのは『自分がしてきた事の責任を何処かできちんと取れば人は変わる』というフレーズだ。
「自分が変わる事って、過去を切り捨てるとか、今までの自分じゃなくなることと思いがちですが、むしろ今まで自分が歩いてきた道の後片付けというか、やり残したことが自分の中で後悔するように未熟だった部分に立ち返ってそこからやり直すことだと思っています。その考えの方が、自分が変わりたいと思っている場合は非常に有効なのではないかと思っています。ウシジマくんで出てきた名言はどれも自分の心に響くものが多いですね」
今後の夢は“芸能界と投資家を繋ぐファイナンスを成立させる要になる”こと。映画・舞台に対する融資の形を作りたいという。
「日本はアメリカや中国と違って個人が出資出来る映画ファンド等がなく、面白い作品を作るためにクラウドファンディングみたいな形で出来ればと。僕は日本のエンタメが好きなので、僕ならではの貢献が出来るのではと思っています」
最後に、借金の苦労を乗り越え、新たな道を歩む今、自身がリスタートできた秘訣を明かした。
「過去に精算出来ていないことがあると、ほかの事も上手くいかなくなります。かつての僕は都合の悪いことに向き合うことが苦手でしたが、『今』に集中するためには負の遺産に向き合うことが、結局いちばんの近道だったと今では思います」
■「30代で収入が減っても支出は減らせず、借金がみるみる膨らんだ」
人気ドラマ『闇金ウシジマくん』シリーズ(2010年〜)で、取り立て屋のカウカウファイナンス高田役を演じる崎本は、9月から始まった最新作、『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS/TBSドラマイズム、dTV先行配信中)でも同役にて出演。かねてより自著やYouTubeで『闇金ウシジマくん』出演中に借金を重ねていた過去を公表していたが、今回、改めて当時の心境を明かした。
「20代で安定した収入が得られるようになって生活水準が上がっていた中、30代で収入がどんどん減っても支出は減らせず、結果、知り合いへの借金やカードローンの借金とみるみる膨らんでいきました。ウシジマくんで作中に登場する様々な債務者と向き合う一方で、“私生活での借金がバレてニュースにでもなったらどうしよう”と不安になりながらこっそり消費者金融のATMに借金を返しに行っていました」
現在は、俳優業だけでなく、資産運用アドバイザーとして金融に関する情報発信も行う崎本。過去の失敗と学んだ知識から、お金で失敗しやすい人の特徴をこう分析する。
「自己評価と他人からの評価に差がある人や、客観的に物事を見られない人は投資を含め、お金の管理に不向きなのかもと思います。また、『使ってもいい金額』というものをしっかり把握できていない人も失敗する人の特徴として多い。少なくとも『絶対に手を付けてはいけないお金』というものを作るのは重要です。自分で決めたルールを守れない人はお金の失敗をしてしまう人なのかなと思います」
今、過去の自分に伝えたいのは「本当に大切な人を見極めて、多少恥ずかしくてもその人達の事は日頃からちゃんと大切にしてほしい」ということだと話す。
「お金に一番困っていた時、一番身近な家族に優しく出来ていなかったんです。調子に乗って家族を見下したような態度を取っていた時期もありました。でも結局立ち直ることができたのはやはり家族の助けがあったからだし、精神的な拠り所になったのも家族でした。今は家族を大事にしていて定期的に集まるようにしています。甥っ子もいるのですっかりおじさんになっていますね」
■リスタートする近道は「負の遺産に向き合うこと」
出演する『闇金ウシジマくん』シリーズで、心に残っているのは『自分がしてきた事の責任を何処かできちんと取れば人は変わる』というフレーズだ。
「自分が変わる事って、過去を切り捨てるとか、今までの自分じゃなくなることと思いがちですが、むしろ今まで自分が歩いてきた道の後片付けというか、やり残したことが自分の中で後悔するように未熟だった部分に立ち返ってそこからやり直すことだと思っています。その考えの方が、自分が変わりたいと思っている場合は非常に有効なのではないかと思っています。ウシジマくんで出てきた名言はどれも自分の心に響くものが多いですね」
今後の夢は“芸能界と投資家を繋ぐファイナンスを成立させる要になる”こと。映画・舞台に対する融資の形を作りたいという。
「日本はアメリカや中国と違って個人が出資出来る映画ファンド等がなく、面白い作品を作るためにクラウドファンディングみたいな形で出来ればと。僕は日本のエンタメが好きなので、僕ならではの貢献が出来るのではと思っています」
最後に、借金の苦労を乗り越え、新たな道を歩む今、自身がリスタートできた秘訣を明かした。
「過去に精算出来ていないことがあると、ほかの事も上手くいかなくなります。かつての僕は都合の悪いことに向き合うことが苦手でしたが、『今』に集中するためには負の遺産に向き合うことが、結局いちばんの近道だったと今では思います」
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2022/10/17