人気グループ・関ジャニ∞の丸山隆平が7日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで行われた舞台『パラダイス』のプレスコール&取材会に登場した。
今作は、俳優としても活躍する劇作家・赤堀雅秋氏が作・演出を手がけるシアターコクーン5回目の公演にして最新作。無味乾燥な日常を生きる男たちの繁栄と没落、焦燥(しゅうそう)と絶望を描く。一見豊かで、平和ぼけしているかのような東京を舞台に、社会の底辺でうごめく男たちが刹那的(せつなてき)な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続けるさまを、赤堀ならではの俯瞰(ふかん)した視点から映し出していく。
取材会では、最初に丸山が「昨日ゲネをやらせていただきましたが、実際にお客さんが入られたシアターコクーンはまだ見ていないので、ワクワクという気持ちと、どんな反応が来るのか楽しみだなという気持ちでいっぱいです」と、東京公演の初日に対して意気込みを語った。
記者から不安はないかと問われると、「不安な人が舞台に立っていたらやばいですよね…」と笑いつつ、「毎回毎回のフレッシュさというか、来てくださるお客さまに疾走感をもってお届けできたら」とコメント。赤堀も「全編通しても分からないかもしれない。演劇慣れしていない方もたくさん来てくださると思うんですが、あまり深く考えすぎずに何か感じてもらえれば」と付け加えた。
また、赤堀作品の魅力について、「今を実感することができるところ」と評した丸山は、コロナ禍によって一度上演中止となった『パラダイス』についても、「ここ2年で、日本も世界もいろいろと変わった。その中で、今を生きている実感を改めて見直すことができたり、家族のことを考えたり、仕事のことだったり…と、すごく普遍的な、日常的なものを考え直せる。そういうところが魅力だと思います」「本当だったら一晩中語りたいんですけど…」とべた褒め。
これに対し、赤堀は「今を切り取るという点で、この2年で設定は変わっていないんですが、何を描くべきかという部分は変わっている。それにあわせて脚本も変えていった」と、同作の内容が大きく変更されたことも明かした。
丸山は役どころについて聞かれると、「詐欺集団のリーダーを演じるということで、結構ぶっ飛んだ役柄なのかなと思われるかもしれませんが、僕としては普通の人間を演じているつもりでやっています」と語りながらも、「シーンによっては、ぶっ飛んでいる人間のように見える場面もある」とし、「そこが演じるうえで難しい部分であり、楽しいところでもあるので、いろいろな見方をしていただければ」とコメントした。
赤堀も「あまり見たことがない丸山隆平が見られるのではないかと」と話し、丸山も笑顔でうなづいた。最後に、丸山から「なかなか目にすることのない世界だと思います」「11月3日まで楽しいものを届けていきます」と熱いメッセージが送られ、取材会は幕を閉じた。
東京公演は、7日から11月3日まで同所で上演される。
今作は、俳優としても活躍する劇作家・赤堀雅秋氏が作・演出を手がけるシアターコクーン5回目の公演にして最新作。無味乾燥な日常を生きる男たちの繁栄と没落、焦燥(しゅうそう)と絶望を描く。一見豊かで、平和ぼけしているかのような東京を舞台に、社会の底辺でうごめく男たちが刹那的(せつなてき)な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続けるさまを、赤堀ならではの俯瞰(ふかん)した視点から映し出していく。
取材会では、最初に丸山が「昨日ゲネをやらせていただきましたが、実際にお客さんが入られたシアターコクーンはまだ見ていないので、ワクワクという気持ちと、どんな反応が来るのか楽しみだなという気持ちでいっぱいです」と、東京公演の初日に対して意気込みを語った。
記者から不安はないかと問われると、「不安な人が舞台に立っていたらやばいですよね…」と笑いつつ、「毎回毎回のフレッシュさというか、来てくださるお客さまに疾走感をもってお届けできたら」とコメント。赤堀も「全編通しても分からないかもしれない。演劇慣れしていない方もたくさん来てくださると思うんですが、あまり深く考えすぎずに何か感じてもらえれば」と付け加えた。
また、赤堀作品の魅力について、「今を実感することができるところ」と評した丸山は、コロナ禍によって一度上演中止となった『パラダイス』についても、「ここ2年で、日本も世界もいろいろと変わった。その中で、今を生きている実感を改めて見直すことができたり、家族のことを考えたり、仕事のことだったり…と、すごく普遍的な、日常的なものを考え直せる。そういうところが魅力だと思います」「本当だったら一晩中語りたいんですけど…」とべた褒め。
これに対し、赤堀は「今を切り取るという点で、この2年で設定は変わっていないんですが、何を描くべきかという部分は変わっている。それにあわせて脚本も変えていった」と、同作の内容が大きく変更されたことも明かした。
丸山は役どころについて聞かれると、「詐欺集団のリーダーを演じるということで、結構ぶっ飛んだ役柄なのかなと思われるかもしれませんが、僕としては普通の人間を演じているつもりでやっています」と語りながらも、「シーンによっては、ぶっ飛んでいる人間のように見える場面もある」とし、「そこが演じるうえで難しい部分であり、楽しいところでもあるので、いろいろな見方をしていただければ」とコメントした。
赤堀も「あまり見たことがない丸山隆平が見られるのではないかと」と話し、丸山も笑顔でうなづいた。最後に、丸山から「なかなか目にすることのない世界だと思います」「11月3日まで楽しいものを届けていきます」と熱いメッセージが送られ、取材会は幕を閉じた。
東京公演は、7日から11月3日まで同所で上演される。
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2022/10/07