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NEWS加藤シゲアキ「常に作家でありアイドル」 小説デビュー10周年でやっと“楽しさ”実感

 人気グループ・NEWS加藤シゲアキ(35)が23日、都内で行われた書籍『1と0と加藤シゲアキ』(30日発売 KADOKAWA刊)刊行記念イベントに登場。アイドルと作家という2つの肩書を持つ自身の存在について私見を語った。

書籍『1と0と加藤シゲアキ』刊行記念イベントに参加した加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc.

書籍『1と0と加藤シゲアキ』刊行記念イベントに参加した加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc.

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 加藤は本作のタイトルについて、「10ではなく、1と0ってところがすごく僕の中で大きなテーマ」と意味について言及し、「これまでは白と黒、男性と女性とか二元論的な話だったけれども、これからの時代は変わってくる。いろんなものにグラデーションがあるように、1でもあるし0でもあり、1と0が同時に存在するという考え方をするようになった」と私見を語る。自身についても、「アイドルと作家の二足のわらじとよく言われるんですけど、作家でありアイドル、アイドルであり作家なので、すべて同一の中に存在している」と語り、その考えがタイトルにもつながっていると明かした。

 NEWSのツアー中である加藤に、作家業との切り替えについて聞くと、「移動の時間は執筆業に当てることが多い。ありがたいことに原稿の依頼を頂いているので、切り替えていられない。常に作家でありアイドルの状態を保っていないと書けないと思います」と語った。

 そして作家生活10周年で変わったことは「やっと小説を書くのが楽しくなった」といい、「最初はとにかく納得できるものを、という感覚だった。10年前は書きたいことを言葉にするのに時間がかかっていたり、できなかったことが多かったけど、今はそんなことが全然なく、思い描いていたものをすぐに言葉にできる。うまくなった!」と自身の成長に笑顔を浮かべていた。

 本作は、加藤の作家生活10周年となる記念書籍で、自ら企画し、初めて編集長を務めた。10年の作家生活の振り返りなど4つのテーマで語り、計7時間にも及んだ2.5万字のロングインタビューや、映画監督の白石和彌、劇作家の前川知大、お笑い芸人の又吉直樹との対談企画などが収録されている。さらに、2012年の『ピンクとグレー』刊行以降の「作家活動年表」ほか5つのテーマで10年を振り返る作家生活10周年記念企画や、原作・脚本・監督・主演を加藤が担当したショートフィルム『渋谷と1と0と』の制作記録も収録されている。

■加藤シゲアキ(かとうしげあき)プロフィール
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』とヒット作を生み出し続け、20年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。20年刊行の『オルタネート』で、翌年に第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第18回本屋大賞第8位、第8回高校生直木賞受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

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  1. 1. 加藤シゲアキ、作家デビューは「すごく怖かった」 10周年迎え“書き続ける”ことが目標に
  2. 2. NEWS加藤シゲアキ「常に作家でありアイドル」 小説デビュー10周年でやっと“楽しさ”実感

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  • 書籍『1と0と加藤シゲアキ』刊行記念イベントに参加した加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc.
  • 『1と0と加藤シゲアキ』(文・編:加藤シゲアキ/KADOKAWA)より
  • 加藤シゲアキ『閃光スクランブル』角川文庫
  • 加藤シゲアキ『ピンクとグレー』角川文庫
  • 加藤シゲアキ『Burn.-バーン-』角川文庫
  • 加藤シゲアキ『傘をもたない蟻たちは』角川文庫

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