人気グループ・Sexy Zoneの菊池風磨（27）とSixTONESの田中樹（27）が8日、帝国劇場で行われた舞台『DREAM BOYS』の初日記念囲み取材に参加した。

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　同作は、2004年1月、ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を手がけ、滝沢秀明氏の主演で初演されて以来、ジャニーズのタレントによって、大切に演じ継がれてきた。長きにわたり、亀梨和也、玉森裕太、中山優馬、岸優太らを中心に毎年さまざまな組み合わせで演じられてきた。

　主演は、昨年に引き続き菊池で、ライバルで親友のチャンプ役も田中が続投。菊池は、15年9月の公演でチャンプ役、田中は11年9月の公演で主人公の弟役で出演していた。ジャニーズJr.の7 MEN 侍（中村嶺亜、菅田琳寧、本高克樹※高＝はしごだか、佐々木大光、今野大輝、矢花黎）、少年忍者（ヴァサイェガ渉、川崎皇輝※崎はたつざき、北川拓実、織山尚大、黒田光輝、内村颯太、深田竜生、元木湧、檜山光成、青木滉平、豊田陸人）、そして紫吹淳、鳳蘭がキャストとして参加。演出は、堂本光一が担当する。

　会見に先立って行われたゲネプロ終了直後のあいさつで田中は「報道機関の方にお願いがあるんですけど」と切り出し「風磨が主演なんですけど、番手を俺の方が上にしていただけると」とボケ、笑いを誘った。

　その後会見で、田中に「不服ですけど」と先を譲られた菊池は「去年に引き続きこうして『DREAM BOYS』の幕を開けることができてうれしく思っております」と心境を明かし「体調とけがに気を付けて元気いっぱいの『DREAM BOYS』をお届けできたら」と意気込んだ。

　続いて「ようやくですか」とほほ笑んだ田中が「去年が僕たち的には100点のものができたと思うので、去年と同様、同じ満点のものをお届けするところを意識して作ってきたんですけど」と語ると菊池がすかさず「200点目指せよ！」とツッコみ。田中は「キャパオーバーして疲れちゃうんで」と冗談を交えながらも「2幕制になったということで、ひとつひとつのシーンを深みをもって、みなさんにお届けできるかなと思うので、よりこの『DREAM BOYS』の世界観に浸っていただけたらなと思います」と自信を見せた。

　去年に続いての再演について田中は「さっきも話してたんですけど、去年の続きな気がするんだよね。1年間空いたんですけど、去年の最後の日からきょう（8日）の初日までずっと同じ長い1年目をやってるみたいな。気持ちは変わらず、去年のまま」と説明。菊池も「まじでそう。つながってる感じするよね」と共感し、「去年1年、いろいろお互いお仕事させていただきましたけど、パラレルワールドで俺らずっとドリボやってるみたいな感じ」と表現した。

　報道陣から「去年は目が合うと感極まってうるってきちゃうなんて話がありましたが」と指摘されると、田中は「そんな話、ありました？」ととぼけるも、菊池が「そのまま（うるっと）きてますよ、俺は」と告白。田中も「見事に僕もやられてます」と打ち明けた。

　稽古（けいこ）を通して改めて知ったこともないといい、田中は「全部知っちゃってるというか、性格もそうですし、仕事に対する向き合い方もそうですし」とジャニーズ事務所の同期としての仲良さも見せ、「僕と風磨がやらせていただくこの『DREAM BOYS』の良さは出てるのかなと思います」と期待を高めた。

　菊池は、今年は黒髪で舞台に挑む田中を見つめ「黒髪の方がいいよ、もっと言うともうちょい短いのが好きなんだけどね」と絶賛。照れ笑いを浮かべた田中は「なんか髪型の指定がすごいんですよ」と訴えたが、菊池は揺るがず「今回は黒髪の樹も楽しんでいただけたらと思っています」とアピールした。

　同作は、帝国劇場で8日から30日まで計28公演の上演を予定している。