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『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』フィナーレ舞台あいさつ 古谷徹、盟友・古川登志夫の言葉に瞳うるませる

 『ガンダム』シリーズ最新作となる映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(公開中)フィナーレ舞台あいさつが30日、都内で行われ、主人公のアムロ・レイ役の古谷徹、ククルス・ドアン役の武内駿輔、本作の主題歌「Ubugoe」を歌う森口博子安彦良和監督が登壇した。

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』フィナーレ舞台あいさつより (C)創通・サンライズ

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 6月3日に公開されてから88日目。観客動員数は約55万人、興行収入約11億円を記録。映画ガンダムシリーズで興行収入10億円を突破したのは『機動戦士ガンダム』劇場版3部作、1988年公開の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、2021年公開の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に続いての記録となる。

 冒頭のあいさつで、古谷は「興行収入約11億円を達成できました! 鬼滅にはちょっと及ばなかったですけど、十分な成績だと思います。これは何度も劇場に足を運んでくださったみなさんのおかげです。寂しいですが、こうして皆様に感謝を伝える場ができたことをうれしく思います。きょうは、ガチなガンダムファンのみなさんと楽しいひと時を過ごせたらと思ってます」と笑顔を見せ、武内も「こんなにも集まっていただいてありがとうございます。最後の最後に、感謝の言葉と、自分自身の作品に対する思いをお話しできる機会をいただき光栄です」と謝意を表した。

 森口は「また、こうして皆様にお会いできるなんて夢のようです。たくさんの方に愛された作品なんだなと喜びと感謝でいっぱいです」と感慨を語ると、安彦監督は「何回も見てくれている方がいるというのは承知しているので、きょう、ガラガラだったらどうしようと思っていましたが、たくさんの方にお越しいただいて安心しています。ありがとうございます」と観客へ伝えた。

 MCから印象に残っているエピソードを聞かれた古谷は「公開までの間、たくさんの取材を受けたなかで武内くんと一緒に撮影した際、カメラマンから見つめ合ってくださいと言われたんですよ。なので、至近距離で武内くんと見つめ合ったんです。そしたらもう、ときめいちゃって(笑)」とまさかのエピソードを披露。続けて「もともと武内くんはイケメンで好青年と思っていましたけど、間近で見ると顔がキレイなんですよ。それはずっと思っていたんですけど、なかなか言う機会がなくって…」と仲良しエピソードを初告白した。

 これを聞いた武内は「今のお話が印象的なエピソードになりました(笑)」と冗談を交えつつ、「古谷さんは、小さい時から名前と声をずっと聞いていた存在なので、初めてお会いした時は正直現実味がなかったというか…。自分の人生にとって奇跡だなと感じました。しかもガンダムという大きな作品で出会えたということも本当に奇跡なので、最初にあった日のことをよく覚えています」と初対面した際の感動を思い起こしていた。

 イベントではキャストへのメッセージも公開された。古谷にはファーストガンダムから古谷と共に演じてきたカイ・シデン役の古川登志夫から「徹ちゃん! 『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』大ヒットからの、劇場公開千秋楽、おめでとう〜! 安彦良和監督をはじめ、ドアン役の武内駿輔さん、そして、日本一の『ガンダム・アニソンディーバ』森口博子さんという、超豪華ご登壇者によるフィナーレ舞台あいさつで、会場は最高潮の盛り上がりかと思います。長年にわたり『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイという大看板を背負い続けてきた徹ちゃんと共に、今回の『ククルス・ドアンの島』に、僕自身、カイ・シデンとして参加できたことは、この上ない喜びです」と思いを吐露した。

続けて「ガンダムと共に、徹ちゃんと共に歩んだ年月、増え続ける新たなファン、そしてますます増幅し続けてきたガンダムへの熱い思い。その思いは、おそらく徹ちゃんにとっても、僕個人にとっても、またこの作品に携わった全ての関係者の皆さん、さらには会場のみなさんをはじめとする、全てのガンダムファンにとって、巨大なモニュメント、メモリアルのようにさえ思える」とコメントした。

そして「『俺たちにとってガンダムは、もはやSFやアニメではなく、ドキュメンタリーだ』と言い切ったガノタの友人がいる。よく分からないが、分かるような気もする。昔から、古谷徹は俺より若いのにあっぱれなやつだ、とよく言ってきた! 不可能を可能にしてしまうような推しの強さと、それを裏付けるハッタリではない実力を兼ね備えている。時々、古谷徹からガンダムを取り上げたらどうなる?と思うことがある。なあに、他にもビッグタイトルのアニメをたくさん持っている、うん、その通りかもしれないが、ニュータイプでも無い、脇役のカイ・シデンでさえも、俺は自分の代表作、代表キャラの一つに入れておきたいんだよ。それがガンダムなんだよ! だから徹ちゃん! 1stのアムロ、コレが最後かも、なんて冗談でも言わないでくれ。『そこは持ち前の推しで、安彦先生にもささやいておいてくれよ、ンな! ぬっへっへっへっへ!』カイ・シデン 古川登志夫」とメッセージを送った。

 盟友からの言葉に古谷は目を潤ませながら「家族のようでもあり、戦友のようでもあり…。古川さんに関してはガンダムだけでなく、約10年ちょっとバンドを一緒にやったりとか、長い時間ずっと一緒にいたので家族みたいな存在なんです。会った時にはすごくうれしいっていつもおっしゃってくださって…、そんな古川さんが、こうやって褒めてくださったのは本当にうれしいですね」と語っていた。

 サプライズもあり、古谷は最後に呼吸を整えてから「『ククルス・ドアンの島』という映画は、僕の長い声優人生において、誇れる一作になったと、代表作品の一つになったと、心から思っています。それは、皆様のおかげだと心から感謝しております。…こんなにうれしいことはない!」とアムロ・レイの言葉で最後のあいさつを締めくくり、イベントは終了した。

 また、Blu-ray&DVD&4K UHD BDが11月25日に発売されることが決定した。

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  • 映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』フィナーレ舞台あいさつより (C)創通・サンライズ
  • 映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』Blu-ray&DVD&4K UHD BDの発売が決定 (C)創通・サンライズ

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