年内をもってコンサート活動からの引退を発表している歌手・加山雄三（85）が、25日放送のニッポン放送『加山雄三のオールナイトニッポンGOLD』（後10：00）で、パーソナリティーを担当。このほど同局で行われた収録には、ももいろクローバーZの佐々木彩夏がサプライズゲストで登場した。

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　番組のテーマは「音楽・コンサート」。幼少期の音楽体験、近所に住んでいたというピアニストのレオ二ド・クロイツァーとの想い出、父親のために「ピアノコンチェルト」を作るという約束を果たすまでの秘話、最も影響を受けたというエルヴィス・プレスリーに直接会った際の仰天エピソードなどが語られた。

　ももクロ・佐々木が登場し加山を驚かせると、AI技術で加山の声や歌声を後世に残すプロジェクト“バーチャル若大将”の最先端技術による「クイズ！加山雄三！」を実施。佐々木が考えた「加山が言いそうな一言」を“AI加山雄三”がしゃべり、“本物の加山雄三”がその正解度を判断するというものだが、思いもよらない互いの回答にスタジオは笑顔に包まれた。

　さらに番組では、加山の最新楽曲「海が男にしてくれた」を宇宙初OA。この曲は岩谷時子が加山に宛てた歌詞に、加山が曲を付けたもので、これまでとは逆のパターンで、詩が先にある状態での楽曲制作は加山にとって初めてであったが、数年の月日を経て、2度とないと思われていた岩谷時子×弾厚作の幻の152 曲目の新曲が誕生した。

　そのほかにも、芸能界に入ったきっかけ、今だから言えるステージ上での“大失敗”、健康の秘訣、85歳の今の素顔など、加山がたっぷり語る2時間となっている。