名馬・タイキシャトルが17日午前5時ごろ、亡くなった。認定NPO法人引退場協会が発表した。28歳だった。人気コンテンツ『ウマ娘』でも登場しており、これを受け『ウマ娘』公式もツイッターでその死を悼んだ。

　ツイッターでは「8月17日、本作品でモチーフとさせて頂いておりますタイキシャトル号の訃報が届きました。関係者様にはお悔やみ申し上げると共に、偉大な名馬のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼した。

　ネット上では競馬ファン、ウマ娘ファンから「１年前に会えたタイキシャトル　衰えはあれど、マイル王の風格があってかっこよかったなぁ」「アニメのウマ娘でファンになりました！　一度、間近で見たかったな…」「数々の感動をありがとう。ゆっくりおやすみなさい。今後どんなに速い子が出てきても、自分のなかでの史上最強のマイラーはタイキシャトルです」などと思い出や惜しむ声があがっている。

　また、引退場協会のサイトでは「悲しいお知らせです。今朝17日の午前5時頃、タイキシャトルが馬房で亡くなっていました」と報告。

　「馬房には荒れた様子もなく、寝ている間に安らかに旅立ったものと思われ、獣医師の死亡診断でも、老衰による心不全とのことでした」

　「年齢的な衰えはあったため、獣医師からはいつ何があってもおかしくないと言われていましたが、昨日もいつも通り元気に過ごし食欲も大変旺盛で、ノーザンレイク場長の川越さんの足を踏むいつものいたずらをしていたそうです。夜飼いの際も元気に食べ、午後10時過ぎに厩舎をあとにした時もいつもと変わらない様子だったとのことでした。享年28歳でした」と伝えている。

　タイキシャトルは、GI・マイルCS（1997年・1998年）、スプリンターズS（1997年）、（安田記念）1998年、仏ジャック・ル・マロワ賞（1998年）などを制した名馬。