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“マンガ界のアカデミー賞”といわれる米・アイズナー賞、webtoonで初めてLINEマンガ連載『ロア・オリンポス』が受賞

 LINE Digital Frontierは25日、同社が運営する電子コミックサービス『LINEマンガ』で連載中のオリジナルwebtoon作品『ロア・オリンポス』(作者:レイチェル・スマイス)が、7月22日(現地時間)、米国で開催された「ウィル・アイズナー コミックインダストリーアワード(以下/アイズナー賞)」のベストwebコミック部門で最優秀賞を受賞したことを発表。縦スクロール形式のデジタルコミックであるwebtoonの作品が、アイズナー賞で受賞するのは史上初となる。

レイチェル・スマイス『ロア・オリンポス』 (C)Rachel Smythe・Bekah caden/LINE Digital Frontier

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 「アイズナー賞」は、巨匠ウィル・アイズナー氏の名前を取って1988年に誕生。米国で最も権威あるマンガ賞のひとつとされ、マンガ界のアカデミー賞とも言われている。過去1年間に発表・連載されたマンガ作品とクリエイターの中から部門別に候補が選定され、米国最大のエンタテインメントフェスティバル「コミコン・インターナショナル」内で受賞者が発表されている。

 今回受賞した『ロア・オリンポス』は、ニュージーランド出身のレイチェル・スマイス氏の手がける、世界的な人気作。ギリシャ神話の冥界の王ハデスと女神ペルセポネの話を現代的に再解釈したロマンスファンタジー作品で、2018年の連載開始から現在までの累計閲覧数は12億回を超え、『LINEマンガ』では2020年12月29日から日本語版を連載中。昨年10月に米国「2021 The Harvey Awards」の最高デジタル図書部門を受賞し、12月には単行本がニューヨーク・タイムズ紙上で月間ベストセラーランキングのGraphic Books and Manga部門において1位になるなど、高い評価を受けていた。

 作者のレイチェル・スマイス氏は授賞式で、「この素晴らしい賞をいただいた最初のwebtoon作家であることを光栄に思います。『ロア・オリンポス』を愛してくださっている全世界のファンに感謝します。私の人生を変えたこの作品を、“WEBTOON Worldwide Service”にいらっしゃる世界中の読者たちと共有できていることを、とても誇らしく思います」と喜びの声を伝えた。

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  • 授賞式で喜びを語るレイチェル・スマイス氏
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