吉野家は構想から8年、申請から4年を経て、外食チェーン初の特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具『トク牛サラシアプレミアム』を、同社公式通販ショップ並びにイオン、イオンスタイル（北海道・九州・沖縄を除く）で11日より販売開始する。

　同商品は、冷凍牛丼の具のたれにサラシアエキスのサラシノール（以下、サラシノール）を0.5mg配合し、食後、食事から摂取した糖の吸収を減らし、食後の血糖値上昇が緩やかとなる有効性、安全性が国によって認められた特定保健用食品。脂肪の少ない特別仕様の肉を使い、牛丼のたれにサラシアを配合する過程で工夫を凝らした。

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　サラシノールは、インド・スリランカから東南アジアにかけて広く分布している、お茶などに伝統的に用いられる植物。糖質の消化酵素「αグルコシダーゼ」の働きを阻害し、ご飯のでんぷんが体内で消化されてブドウ糖に分解される時の速度をゆるやかにして血中のブドウ糖濃度の上昇をおだやかにすると言われている。

　同社は、「食後の血糖値上昇をゆるやかにすることに着眼したのは、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっているお客様にも安心してお召し上がりいただける牛丼を提供し続けたいという思いからです。健康診断で『異常なし』でも食後に眠くなる、段々健康診断の数値が上がっているなど気になることがあれば、食事に血糖値対策を取り入れて食後の高血糖に気を配り、生活習慣を改善して健康的な毎日をお過ごしください」とコメント。

　新たな吉野家の冷凍牛丼『トク牛サラシアプレミアム』は、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする手段の一つとして、ご飯はもちろん、うどんやパン、パスタ、カレーなどにトッピングするなど、自宅ならではの多様なアレンジで楽しめそうだ。