お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)が、世界に通用するシェフNo.1決定戦『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022 サバイバルラウンド(以下CHEF-1)』の関東・甲信越エリアのアンバサダーに就任した。今回は、同番組の審査員を務める神田裕行氏(ミシュラン15年連続三つ星「日本料理かんだ」店主)と対談形式で、番組の魅力やバトルのおもしろさについて語った。
『CHEF-1』は、日本全国47都道府県の「チャンスをつかみたい!」「夢を叶えたい!」という情熱を持った若き料理人たちがシェフNo.1の称号を目指す大会。今年1月の締め切りまでに集まった総エントリー数461のシェフたちが、数ヶ月にわたりバトルを繰り広げる。
――まず『CHEF-1』の印象についてお聞かせください。
神田 若い料理人が人前で思い切り料理にチャレンジできる場所があるというのは素敵なことだと思います。この大会では全出場者461人のうち、最終的に1名だけが喜んで、460人の悔しい料理人を“生産”してしまう。でも、その悔しさは必ずステップアップにつながると思うし、この『サバイバルラウンド』で料理を披露したことが自信につながると思うんです。今回の経験はすごく大きなきっかけになるんじゃないかな。
野田 コンテストっていう場所じゃなきゃできない体験ですよね。
神田 そう。たとえばお店で料理を作っていてもね、年上の料理長しかいない環境だとライバルができないから、どうしても成長がゆっくりになってしまうんです。うちの店でもよく話すんですが「君のライバルはお店の先輩ではなくて、今この瞬間に頑張っている全国の料理人たちやねんで」と。そんな意識を持てるという意義もありますね。この大会に参加して同世代のがんばっている料理人と知り合い、刺激を与え合うことができる。そういう意味では、若い料理人がレベルを上げていけるきっかけになると思います。
優勝賞金1000万円はたった1人にしか与えられないけど、参加した料理人たちが、真剣勝負をしてかけがえのないライバルを作れるのは素晴らしいことです。
村上 神田さんも20代だったら出場していましたか?
神田 いや、出ないね。
村上 えー! 出ないんですか!? なんだったんですか今のお話は(笑)。
神田 僕は24歳でパリに最初にお店を出して、26歳のときにヨーロッパで1位になっていたんでね。
村上 20代で、すでにひとつの頂点を極めたんですね! でも、審査する苦しさもあるんじゃないですか?
神田 うーん、苦しさというかね。「料理人って家に帰っても奥さんの料理は食べないんじゃないか?」って思っている方も多いと思うんです。でもね、奥さんの料理に文句なんて言わないですよ。だって、料理を作るしんどさを誰よりも知っていますから。
野田 …たしかに。料理をまったく作らない旦那ってよく文句言いますもんね。
村上 そんなことはないだろうけど。
神田 奥さんは料理をうまく作れて当たり前なんて思っちゃダメですよ。それなら、うちの若い衆は苦労しませんから(笑)。
村上 たしかにそうですね…。
神田 だからね、制限時間内で料理を作る工程を全部見ていると“今日はちょっと慌ててしまったんやろうな”とかいうのが痛いほどわかるんです。そうしたことも踏まえて、審査では、自信をつけてもらいたい部分と、反省してもらいたい部分、その両方があるし、そうしたメッセージが伝わらないと意味がないと思って審査しています。
村上 ふーむ…出場者がステップアップするきっかけになる審査を心がけているんですね。
――シェフたちが最初から最後まで手を抜けない…そんな緊張感が伝わってきました。
村上 審査もすごい緊張感でした。おいしさの審査には、100m走のようなハッキリとした基準ってないじゃないですか? 『M-1グランプリ』でも最終的には好みで決める場合もあって。そうした基準はどうしてるんですか?
神田 お笑いもそうだと思うんだけど、料理でもね、“頭で納得する料理”と、“本能で惹かれちゃう料理”というのがあるんです。その場合の審査は、すごく難しさがあります。お笑いでも、上手さとは別に、大爆笑をかっさらうすごさみたいなものがあったりしませんか?
野田 あります! そんなネタにはどうあがいても勝てないですね。
神田 そうでしょう。そういうときはすごく悩みますね。
――ほかに印象的なシーンはありましたか?
野田 料理人側が“この料理のアイデアの凄さを見せよう”としているのに対して、神田さんは食べる人の視点でアドバイスしていたじゃないですか。そこはお笑いも同じで、若手のときほど“俺のアイデアを見てもらいたい”って悪い意味で自己中心になっちゃうんですよね。
神田 そうだよね(笑)。僕も若い頃は“自分にしか作れない料理を作りたい”と思っていましたから。
野田 神田さんもそうですか!
神田 ただ、自己中心になってはいけない部分、ポイントというのもあるんですよね。料理は味だけでなく、余韻や雰囲気も楽しんでいただくものですから。
野田 僕たちも芸歴を重ねていくと同時に、会場全体のことを考えるようになってきたと思います。
神田 今は、誰もができる技術を誰よりも上手にやりたいと思っているんです。それは“お客さまに喜んでいただきたいから”に尽きますね。料理もお笑いも一緒なのは、人を喜ばせたい、人を盛り上げたい、そしてハッピーになってほしいっていうところですね。
――では、マヂカルラブリーのお2人に、料理バトルの印象的なシーンをお聞きします。
村上 僕たちから見て印象に残っているのは、シェフのみなさんの本気度。マジで真剣勝負でした。
野田 そう。あの真剣勝負の場でどこまで計算して料理を作っていたんだろうってね。たとえば唐揚げであれば、できるだけ試食の直前で揚げた方がいいので、残り時間わずかのタイミングでしないといけない。これって完璧な逆算が必要なわけで…。
村上 そうそう。関東・甲信越エリアでは、残り時間0秒ピッタリに料理を完成させていたシェフもいて、“そんな事あるぅ?”って声が出たほどですから。
――では、最後に『サバイバルラウンド』関東・甲信越エリアの見どころをお聞かせください。
神田 極限状態での料理人の真剣な姿、嘘偽りのないフィクション、などのドラマが魅力だと思います。視聴者のみなさんには、若い料理人たちの真剣な表情、パッションをぜひ感じとってほしいと思います。
村上 試食させていただいたんですが…、味の表現は難しかったね。
野田 他にはない料理ですから、本当に伝えられないんです。自分の知っている他の料理にたとえるわけにもいかないですし…。
村上 「まるで味噌ラーメンみたいな味ですね」と言えたらどれほど楽か。知らない味というのが心底リアルな反応なんです。
神田 (笑)。それでいいんだと思いますよ。本当に知らない味なわけですから。
村上 これまでに見たことのないような料理の、未知の味を想像しながら楽しめるのは、『CHEF-1』ならではの魅力だと思います。シェフのみなさんにとってすごく大事な大会で、人生を懸けて作ったほかにはない料理なんて、ふだん生きていて出会うことのないもの。そんなチャレンジングな料理を見ることのできる唯一の番組だと思います。
野田 そうだね。それに、お笑いの大会もそうなんですけど、本来は料理に順位なんてないもの。そこに無理やり順位をつける…ゆえにいろんな意見が出てくると思うんです。僕たちも『M-1グランプリ』で優勝をした後に、視聴者の方々からも「漫才とは?」という意味でたくさんの意見をいただいたんです。
村上 この大会でも、“料理なのか料理じゃないのか論争”が巻き起こるとおもしろいですね。
――こちらは各地のアンバサダーをつとめる芸人さんへの連載インタビュー企画になります。次回登場する見取り図へ一言!
村上 本当に味をどう表現していいかがわからないんです。甘いとかしょっぱいとか、そういうんじゃないんです。何の味かさっぱりわからない。だけどうまいっていうワケのわからない状況になるので、そこは気をつけて表現してほしいと思います。そうだなあ、味がわからないときの「わかりません」のバリエーションを考えておいたほうがいいかも。
野田 そうは言っても、盛山はあらがうと思うんです。最初だけね。なんとかどんな味なのかっていうのを、なんとか無理矢理にでも伝えようとしてね。でも、途中で諦めると思うので最初から諦めちゃえばいいよと言いたいですね。だって誰だってあらがえない料理が出てくるから。リリーは…まったくあらがわないだろうけどね。
村上 そうだね。リリーがボケてヘンな空気にならないか心配です。
『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022 サバイバルラウンド』は、7月8日(金)夜11時15分〜0時15分(静岡朝日テレビは午後11時45分〜0時45分)各地で放送する。
『CHEF-1』は、日本全国47都道府県の「チャンスをつかみたい!」「夢を叶えたい!」という情熱を持った若き料理人たちがシェフNo.1の称号を目指す大会。今年1月の締め切りまでに集まった総エントリー数461のシェフたちが、数ヶ月にわたりバトルを繰り広げる。
――まず『CHEF-1』の印象についてお聞かせください。
神田 若い料理人が人前で思い切り料理にチャレンジできる場所があるというのは素敵なことだと思います。この大会では全出場者461人のうち、最終的に1名だけが喜んで、460人の悔しい料理人を“生産”してしまう。でも、その悔しさは必ずステップアップにつながると思うし、この『サバイバルラウンド』で料理を披露したことが自信につながると思うんです。今回の経験はすごく大きなきっかけになるんじゃないかな。
野田 コンテストっていう場所じゃなきゃできない体験ですよね。
優勝賞金1000万円はたった1人にしか与えられないけど、参加した料理人たちが、真剣勝負をしてかけがえのないライバルを作れるのは素晴らしいことです。
村上 神田さんも20代だったら出場していましたか?
神田 いや、出ないね。
村上 えー! 出ないんですか!? なんだったんですか今のお話は(笑)。
神田 僕は24歳でパリに最初にお店を出して、26歳のときにヨーロッパで1位になっていたんでね。
村上 20代で、すでにひとつの頂点を極めたんですね! でも、審査する苦しさもあるんじゃないですか?
神田 うーん、苦しさというかね。「料理人って家に帰っても奥さんの料理は食べないんじゃないか?」って思っている方も多いと思うんです。でもね、奥さんの料理に文句なんて言わないですよ。だって、料理を作るしんどさを誰よりも知っていますから。
野田 …たしかに。料理をまったく作らない旦那ってよく文句言いますもんね。
村上 そんなことはないだろうけど。
神田 奥さんは料理をうまく作れて当たり前なんて思っちゃダメですよ。それなら、うちの若い衆は苦労しませんから(笑)。
村上 たしかにそうですね…。
神田 だからね、制限時間内で料理を作る工程を全部見ていると“今日はちょっと慌ててしまったんやろうな”とかいうのが痛いほどわかるんです。そうしたことも踏まえて、審査では、自信をつけてもらいたい部分と、反省してもらいたい部分、その両方があるし、そうしたメッセージが伝わらないと意味がないと思って審査しています。
村上 ふーむ…出場者がステップアップするきっかけになる審査を心がけているんですね。
――シェフたちが最初から最後まで手を抜けない…そんな緊張感が伝わってきました。
村上 審査もすごい緊張感でした。おいしさの審査には、100m走のようなハッキリとした基準ってないじゃないですか? 『M-1グランプリ』でも最終的には好みで決める場合もあって。そうした基準はどうしてるんですか?
神田 お笑いもそうだと思うんだけど、料理でもね、“頭で納得する料理”と、“本能で惹かれちゃう料理”というのがあるんです。その場合の審査は、すごく難しさがあります。お笑いでも、上手さとは別に、大爆笑をかっさらうすごさみたいなものがあったりしませんか?
野田 あります! そんなネタにはどうあがいても勝てないですね。
神田 そうでしょう。そういうときはすごく悩みますね。
――ほかに印象的なシーンはありましたか?
野田 料理人側が“この料理のアイデアの凄さを見せよう”としているのに対して、神田さんは食べる人の視点でアドバイスしていたじゃないですか。そこはお笑いも同じで、若手のときほど“俺のアイデアを見てもらいたい”って悪い意味で自己中心になっちゃうんですよね。
神田 そうだよね(笑)。僕も若い頃は“自分にしか作れない料理を作りたい”と思っていましたから。
野田 神田さんもそうですか!
神田 ただ、自己中心になってはいけない部分、ポイントというのもあるんですよね。料理は味だけでなく、余韻や雰囲気も楽しんでいただくものですから。
野田 僕たちも芸歴を重ねていくと同時に、会場全体のことを考えるようになってきたと思います。
神田 今は、誰もができる技術を誰よりも上手にやりたいと思っているんです。それは“お客さまに喜んでいただきたいから”に尽きますね。料理もお笑いも一緒なのは、人を喜ばせたい、人を盛り上げたい、そしてハッピーになってほしいっていうところですね。
――では、マヂカルラブリーのお2人に、料理バトルの印象的なシーンをお聞きします。
村上 僕たちから見て印象に残っているのは、シェフのみなさんの本気度。マジで真剣勝負でした。
野田 そう。あの真剣勝負の場でどこまで計算して料理を作っていたんだろうってね。たとえば唐揚げであれば、できるだけ試食の直前で揚げた方がいいので、残り時間わずかのタイミングでしないといけない。これって完璧な逆算が必要なわけで…。
村上 そうそう。関東・甲信越エリアでは、残り時間0秒ピッタリに料理を完成させていたシェフもいて、“そんな事あるぅ?”って声が出たほどですから。
――では、最後に『サバイバルラウンド』関東・甲信越エリアの見どころをお聞かせください。
神田 極限状態での料理人の真剣な姿、嘘偽りのないフィクション、などのドラマが魅力だと思います。視聴者のみなさんには、若い料理人たちの真剣な表情、パッションをぜひ感じとってほしいと思います。
村上 試食させていただいたんですが…、味の表現は難しかったね。
野田 他にはない料理ですから、本当に伝えられないんです。自分の知っている他の料理にたとえるわけにもいかないですし…。
村上 「まるで味噌ラーメンみたいな味ですね」と言えたらどれほど楽か。知らない味というのが心底リアルな反応なんです。
神田 (笑)。それでいいんだと思いますよ。本当に知らない味なわけですから。
村上 これまでに見たことのないような料理の、未知の味を想像しながら楽しめるのは、『CHEF-1』ならではの魅力だと思います。シェフのみなさんにとってすごく大事な大会で、人生を懸けて作ったほかにはない料理なんて、ふだん生きていて出会うことのないもの。そんなチャレンジングな料理を見ることのできる唯一の番組だと思います。
野田 そうだね。それに、お笑いの大会もそうなんですけど、本来は料理に順位なんてないもの。そこに無理やり順位をつける…ゆえにいろんな意見が出てくると思うんです。僕たちも『M-1グランプリ』で優勝をした後に、視聴者の方々からも「漫才とは?」という意味でたくさんの意見をいただいたんです。
村上 この大会でも、“料理なのか料理じゃないのか論争”が巻き起こるとおもしろいですね。
――こちらは各地のアンバサダーをつとめる芸人さんへの連載インタビュー企画になります。次回登場する見取り図へ一言!
村上 本当に味をどう表現していいかがわからないんです。甘いとかしょっぱいとか、そういうんじゃないんです。何の味かさっぱりわからない。だけどうまいっていうワケのわからない状況になるので、そこは気をつけて表現してほしいと思います。そうだなあ、味がわからないときの「わかりません」のバリエーションを考えておいたほうがいいかも。
野田 そうは言っても、盛山はあらがうと思うんです。最初だけね。なんとかどんな味なのかっていうのを、なんとか無理矢理にでも伝えようとしてね。でも、途中で諦めると思うので最初から諦めちゃえばいいよと言いたいですね。だって誰だってあらがえない料理が出てくるから。リリーは…まったくあらがわないだろうけどね。
村上 そうだね。リリーがボケてヘンな空気にならないか心配です。
『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022 サバイバルラウンド』は、7月8日(金)夜11時15分〜0時15分(静岡朝日テレビは午後11時45分〜0時45分)各地で放送する。
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2022/07/06