お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘が5日、NHK新番組『笑わない数学』（13日スタート　毎週水曜　後11：00）リモート会見に出席した。

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　難解な数学の世界を大真面目に解説する異色の知的エンターテインメント番組。「リーマン予想」「フェルマーの最終定理」「連続体仮説」「四色問題」「ガロア理論」「abc予想」「確率論」「P対NP問題」「カオス理論」「ポアンカレ予想」「暗号理論」「虚数」など、天才数学者をも苦しめてきた数々の難問、そして美しくも不思議な知の世界を、尾形がギャグ封印で、分かりやすく掘り下げる。

　制作統括の井手真也氏は、尾形を起用した経緯について「数学が難しいので、なんとか一生懸命伝える情熱を持っている方にMCをお願いしたかった。すぐに尾形さんが浮かんで、尾形さんのために作った番組といってもいい」と明かし、「ドッキリも嫌がらずに一生懸命やられている姿を見て、気の毒なほどの情熱が数学に注がれたら、視聴者にも届くんじゃないか」と説明すると、尾形は「ドッキリは一生懸命やるとかじゃないんですけどね（笑）」とツッコミつつ「うれしいなあ」としきりに喜びを見せていた。

　番組が決まった際には「100％ドッキリだと思った」と打ち明け、「数学とNHKなんてどっちも僕から遠いところにある2つなんで、こんなことない」と信じられなかったそう。収録前には1時間以上の勉強会もあったといい「（ドッキリで）ここまでやるんだと（笑）。何回も収録してもバラシが来ないから、ほんとなんだと思ってまたピリッとしましたね」と番組に臨む心境を告白した。