新経済連盟の10周年記念イベント『JAPAN TRANSFORMATION〜アントレプレナーが日本を変える!〜』が1日、都内で開催。三木谷浩史代表理事、藤田晋副代表理事らが会見を行った。 新経済連盟は、ITのさらなる戦略的な利活用を軸とした新産業を推進、発展させていくことを目的とし、民間の立場から政策提言を行うほか、会員への情報提供や会員相互の交流を推進するための経済団体。藤田氏は「体制的には、この10年ずっと三木谷さんの強いリーダーシップで引っ張ってもらった団体。これからも、それで。三木谷さんを中心に引っ張ってもらう」とにやりとし、三木谷氏は「新しい代表理事を探したいと思います」と返して笑わせる。 さらに藤田氏は「副代表なので三木谷さんから『暴走したら止めてくれ』と言われるかもしれない。でも、そんなことは言われたことない」と明かす。改めて三木谷氏代表っぷりに「言いにくいことも言ってくれる。ほかの経済団体を見ても中で調整すると、いろんな会社のいろんな業種の人が入っているので調整しているだけで何も決まらないし、何も進まない。そういうのと違って行動量が多いし、実行力もある。我々の強み」とすると「この体制を続けていきましょう!」と頼り切っていた。 また、岸田文雄首相のデジタル戦略について問われた三木谷氏は「インターネットの出現によって都市部と地方との生活の実感レベルの差って埋まったんだと思う」と回答。続けて「どこの田舎にいてもNetflixとか…」と発言したところで慌てながら「ABEMAとか! ABEMA! 間違えました(笑)」と藤田氏が社長を務めるサイバーエージェントが運営するABEMAについての“失言”を反省。藤田氏も思わず笑顔になっていた。