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大友花恋、自身の“変化”悩んだ10代「自分が自分を嫌いになったらダメだと」 子役から俳優歴10年

 12歳でドラマデビューし、今年で俳優10年目を迎える大友花恋(22)。ドラマや映画と幅広く出演する傍ら、13歳からは雑誌『SEVENTEEN』の専属モデルとして、歴代最長の8年間活躍した。昨年、専属モデルを卒業後は、お芝居だけでなく、情報番組やバラエティー番組とマルチに飛躍。心身ともに変化の大きい多感な10代を走り続けた彼女が向き合った悩みと、“10年後”への展望を聞いた。

ドラマや舞台、情報番組、バラエティー番組とマルチに飛躍する大友花恋 (C)ORICON NewS inc.

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■10代をともに歩んだ専属モデルを卒業 悩んだときにはSNSでの言葉が励みに

――昨年、8年間専属モデルを務めた『SEVENTEEN』を卒業。改めて振り返ってみていかがですか?

【大友花恋】13歳でモデルを始めて、22歳で卒業したので、人生の半分近い時間を『SEVENTEEN』と過ごしました。自分の人生をこれからどうしたいか、道を決めていくタイミングに『SEVENTEEN』モデルでいられたことは、私の人生にとって大きなポイントになりました。

――SEVENTEENモデルとしては歴代最長でしたが、途中、卒業するタイミングを考えたことはありましたか?

【大友花恋】ありました。同期の子や後輩が卒業する姿を見て、私はまだこの場所にいていいのかな、自分がいることで『SEVENTEEN』のマイナスになっていないかな、後輩の子のためにも卒業した方がいいのかな…と、気にしていた時期もありました。

――一番悩んでいたのは、いつ頃だったのでしょうか?

【大友花恋】やっぱり、ティーンではなくなる20歳頃ですね。でも、せっかくまだいられるんだから、自分にできることをしようと考え方を少しずつシフトしていきました。

――10代は心だけでなく、身体的にも変化の大きい時期だと思いますが、その点で苦労したことはありますか?

【大友花恋】子どもの頃からお仕事をしていたことで、みなさんのイメージもある程度あったと思いますし、変化することに対して自分でも悩むことはありました。何がかわいいかは人それぞれだと思うのですが、私がデビューした頃は今ほど自分自身にも多様性があったわけではなくて。「こうだったらいいのに」と思うことは少なくなかったです。

――実際に変化を感じた瞬間もありましたか?

【大友花恋】脂肪がついてきたり、反り腰や猫背が気になったりして。変化することが怖くて鏡を見るのが嫌だった時期もありました。でも、SNSなどで「応援しています」、「かわいかったよ」と皆さんがコメントしてくださるのを見て、その思いを裏切らないためにも、自分が自分を嫌いになったらダメだなと。応援してくださる言葉が自分にとってのモチベーションですし、その思いのおかげで今日まで来ています。

――意識が変わってからは、少し楽になりましたか?

【大友花恋】そうですね。体を動かす習慣を始めたり、自炊したり、自分に合うスキンケアや個性を生かせるメイクを考えたりと、色々なことに挑戦しました。難しさはありつつも、模索していく楽しさも大きかったです。

■情報番組やバラエティーで鍛えられた瞬発力「毎日刺激だらけで、すごくお腹が減ります(笑)」

ドラマや舞台、情報番組、バラエティー番組とマルチに飛躍する大友花恋 (C)ORICON NewS inc.

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――情報番組やバラエティー番組にも多く出演されていますが、新しいお仕事への挑戦はいかがでしたか?

【大友花恋】毎回新しい刺激があるので、すごく楽しいです。お芝居だと台本があるので、役のことを考えて準備できるのですが、バラエティーや情報番組は行ってみないとわからない部分も多いので、瞬発力が鍛えられていると思います(笑)。

――もともと、事前に準備するタイプなのでしょうか?

【大友花恋】そうですね。準備したほうが安心なので…。

――でも、その通りにいかないこともありませんか?

【大友花恋】そうなんですよ!(笑) それに、練習したことを言うだけだとおもしろくないので、今後はそのバランスや柔軟性も学んで磨いていけたらと思っています。

――5月14日からはじまる、ストレートプレイの舞台『ボーイング・ボーイング』にも挑戦されるんですよね。

【大友花恋】4月の前半からお稽古が始まって、緊張しながらも、とても楽しくて刺激的な毎日です。繰り返し上演されて愛されている作品なので、私が演じる意味や、どうしたらおもしろくなるのかを考えてお稽古に臨んでいます。舞台は2度目ですが初心者なので、周りの皆さんにたくさん質問して、自分なりのやり方を模索しているところです。

――やはり映像とは全然違いますか?

【大友花恋】どちらも生もののお芝居という点では変わらないのですが、シーンの作り方やアプローチの仕方が全然違っておもしろいです。刺激だらけですごくお腹が減ります(笑)。


■10年間で変わった芝居への思い「自分にピタッとハマる役を見つけて作り出していきたい」

ドラマや舞台、情報番組、バラエティー番組とマルチに飛躍する大友花恋 (C)ORICON NewS inc.

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――今年で俳優歴10年を迎えられるんですよね。

【大友花恋】あっという間に時が経っていて、自分でもビックリします。最初の頃は、なにができるか、なにが正しいのかわからず、がむしゃらに続けていました。もともとドラマや映画を観ることが好きだったので、その世界にいられることがうれしくて。目に映るものすべてがキラキラして見えていました。

――学業とお仕事の両立は大変ではなかったですか?

【大友花恋】群馬から通っていたので東京に来るのは時間がかかりましたが、学校もお仕事もどちらも楽しかったんです。駅まで送ってもらう車内で両親といろいろな話もできましたし、電車の中で宿題をしたり、本を読んだりと、効率のよい時間の使い方ができていたと思います。

――学生時代も、お仕事をしている感覚はありましたか?

【大友花恋】当時は、これが自分の生業(なりわい)になっていくという感覚はあまりなくて、ただ楽しいから続けている気持ちが強かったです。でも、高校3年生の時に大学受験をしないと決めてから、意識が変わりました。自分が作品の歯車のひとつになっていることをより強く意識するようになりましたね。

――ターニングポイントとなった作品は?

【大友花恋】たくさんあるのですが、映画『君の膵臓をたべたい』では、作品に愛を持って接する大切さを改めて感じました。原作の小説が大好きで、オーディションでは監督と小説の話ばかりしてしまって(笑)。でも結果、“恭子”という役を演じさせていただけることに。それだけ愛を持って作品と接することは幸せだなと思うきっかけになりました。それから、演じる役がたとえどんな役であっても、私は一番好きでいようと強く思うようになりました。

――“正統派”なイメージのある大友さんですが、自分が思い描く“ハマり役”はありますか?

【大友花恋】それがすごく難しくて。10代の頃は、明るくて活発な女の子が多くて、“正統派”なイメージも強かったのかなと思うのですが、最近はちょっと悪い役や、強い役にも挑戦させていただけるようになって。今後、「この役といえば花恋ちゃんだよね」と思ってもらえる役柄を、自分で見つけて作り出していきたいです。

――イメージがつきすぎると、同じ役ばかりきてしまう悩みもあるのでは?

【大友花恋】たしかにそうですね。でも、どの役がピタッと来るのかは、自分の中で把握しておきたいです。

――では、いつか挑戦してみたい役はありますか?

【大友花恋】先生役です! 最初に出演させていただいた連ドラは生徒役だったので、先生ができるようになったら、見え方も変わるのかなって。

――最後に、10年後の姿はイメージできますか?

【大友花恋】全然できないです(笑)。今まで、「これがやりたい」って言ったことが一度もなくて。でも、いただいたお仕事に飛び込むことで気づいたことや出会えた楽しさがたくさんありました。ゆだねることも好きなので、10年後を自分で決めるのではなく、周りの方や出会えた方とこれからの10年を一緒に作っていけたらと思います。想像できないほうが、ワクワクします。

舞台『ボーイング・ボーイング』トニー賞受賞の大爆笑コメディ出演:福田悠太(ふぉ〜ゆ〜)、室龍太/大友花恋、飯窪春菜、愛加あゆ/松本明子作:マルク・カモレッティ 演出: 三枝孝臣 東京公演:5月14日〜29日 京都公演:6月3日〜5日

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