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鈴木砂羽、性加害報道に絡み十数年前の経験談明かす「自分の中の本能的な怒りが発動した」

 俳優・鈴木砂羽(49)が、15日までにメディアプラットフォーム「note」を更新し、自身が十数年前、ある映画監督に罵倒された経験をつづった。映画監督らの性加害などが告発されている最中にあって、この発信に対する反響は大きく、鈴木は14日、ツイッターで驚きと感謝のメッセージを投稿した。

鈴木砂羽 (C)ORICON NewS inc.

鈴木砂羽 (C)ORICON NewS inc.

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 鈴木は「note」で十数年前の出来事に言及。当時、次回出演予定だった作品の監督と初顔合わせの会食があり、「自分の若い時からサブカル的に活躍していた監督自身に普通に興味があったので、会うことを楽しみにしている自分もいた」と振り返った。

 その監督から試写の感想を聞かれ、鈴木が「正直に思ったことを口にした。とはいえ言葉は選びつつ」答えると、監督は機嫌を害し、海外映画祭などでの功績を語り、さらに「君はお父さんが芸術家なんか知らないけど勘違いしてない?」などと責め、鈴木の過去の出演作に文句をつけたという。

 また、監督は自分が以前交際していた俳優のの名前を挙げ、「自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だと言う事を語り出した」と鈴木はつづる。そうした会話に呆れていたところ、当時交際していた元夫から電話が入ったため手短に対応すると、監督は「この俺と話してるのにお前は自分の男との電話に出るのかーーー!!」と激怒。鈴木のマネージャーが謝るも、「出てけ。お前みたいな女優は二度と顔見せんな」と言い放ったという。

 その上で、鈴木は「ここに書いてある事はあくまでワタシ側の主観に過ぎないが、できるだけ当時を思い出し忠実に書いた。それから数年、監督の名前を見かけるたびにこの日のことが頭をよぎったが、もう自分には関係のない人物だと処理してきた。だから人前で語る事はないと思っていた」とし、「『性被害』一連の報道を見て、今現在あの日のことを振り返ると、自分の中の本能的な怒りが発動したんだと思う」と思いを伝えた。

 また同時に、「こうして自分のような立場の俳優が発信することで、被害に遭ってる方の勇気や励ましに少しでもなれればと思う。あんな性の悪鬼みたいな人たちだけがこの業界を作っているわけではないのだ。若くて才能溢れる人材、頼れるベテランスタッフ、たくさんいる。自分たちが変わると決めて、映画業界がまた新しい息を吹き返すことを願い、これから自分たち世代もまだまだ映画を諦めず、俳優、スタッフ互いの尊重と尊敬、感謝を忘れずに盛り上げていきたい」とメッセージを込めた。

 この投稿は大きな反響があり、鈴木は14日更新したツイッターで「わわわ。いつの間にかいろんなところでたくさんリツイートされていました。。そっと置いておいた文章を、そっと読んでくださってありがとうございます あの夜から数十年、このような心境になるとは。。感慨深いです」と記した。

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