人気アニメ『ONE PIECE』（ワンピース）の新作映画『ONE PIECE FILM RED』（8月6日公開）の新情報が13日、公開された。映画のストーリーや特報映像が解禁され、ファンの間で話題となっていた謎の少女の正体は、人気キャラクター・赤髪のシャンクスの娘で新キャラとなる“ウタ”であることが発表された。

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　昨年11月に公開されたティザービジュアルでは、ヘッドセットマイクをつけ空に向かって歌う少女が描かれていたが、どのようなキャラクターなのか詳細は一切明かされず、先月28日のイベント内では、その少女のビジュアルが解禁となったが、ここでも詳細は明かされなかった。そのためネット上では「本当に謎の少女」と、どんなキャラクターなのか注目を集め、キャラクター設定について様々な予想が出ていた。

　そんな中で今回、映画の鍵を握る謎の少女の正体がシャンクスの娘“ウタ”であることが発表。ストーリーは、世界中が熱狂する歌姫・ウタが初めて公の前に姿を現すライブが行われる、とある島が物語の舞台。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、そんな彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味たち、そして海賊、海軍、ありとあらゆる世界中のファンが会場を埋め尽くす中、ウタが“シャンクスの娘”という衝撃的な事実の発覚で物語の幕が上がる。

　あわせて解禁となった特報映像では、幼いウタとシャンクスが肩を並べて佇む後ろ姿と共に「ウタ、離れていてもお前は一生俺の娘だ」というシャンクスの衝撃的なせりふから始まる。幼いウタが涙を流す姿、そんなウタが成長して世界中から愛される歌姫としてライブステージに立つ様子、ルフィがウタの名前を呼んで激昂する姿などが描かれている。さらに「なァ ウタ、この世界に平和や平等なんてものは存在しない」で締めくくられるシャンクスのせりふ。はたして、その言葉の真意とは。今まで明かされることのなかった知られざる親子の物語が描かれる。

　なお、映画の物語の中心となる赤髪海賊団の大頭・シャンクスは四皇の一人で、ルフィが背中を追いかける人物。かつてルフィが幼いころ、シャンクスは自分の麦わら帽子をルフィに託し「いつか立派な海賊になって返しに来い」という再会を約束する。成長したルフィが海賊として名を馳せるのを遠くから見守りながらも、いまだ謎多き人物であるシャンクス。そんなルフィとシャンクス、ウタの3人の物語が映画で展開される。

　また、本作の総合プロデューサーを務める原作者・尾田栄一郎氏の描き下ろしイラストとして、ウタ、シャンクス、そしてもう一人の本作の重要人物・ゴードンの設定画が解禁。特報にも登場するゴードンは、頭に大きな傷を持つ大柄な男。ウタとシャンクスのことを知ってると思しき人物だが、まだ謎に包まれており、ウタとシャンクス、ルフィをはじめとする麦わらの一味とどのように関わってくるのか、期待が高まる。

　シリーズ15作目、尾田氏が総合プロデューサーを務める『ONE PIECE FILM』シリーズ第4弾となる今回の劇場版最新作の監督は、アニメ『コードギアス』シリーズで知られる谷口悟朗氏が23年ぶりに『ONE PIECE』作品を担当する。

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