俳優・藤山直美(63)が11日、都内で行われた『藤山寛美 三十三回忌追善 喜劇特別公演』製作発表記者会見に出席。松竹新喜劇で活躍し“昭和の喜劇王”と呼ばれた父・藤山寛美さんの三十三回忌にあたり、直美は「何々回忌追善公演というのは、区切りとさせていただきたい」とし、「もっともっとうちのお父さんを超えるような方が出てくるのが一番の追善」と思いを語った。
寛美さんは、二代目渋谷天外さんらとともに戦後の松竹新喜劇を盛り上げ、天才喜劇俳優として一時代を築いた。劇団を離れた時期もあったが、一貫して舞台に立ち続け、244ヶ月連続公演という史上例のない記録を打ち立て、テレビ放送などで大阪だけでなく日本中から愛された。1990年2月に娘・直美と親子共演を実現させ、同年5月21日に60歳で死去した。
今回、新喜劇に所属せず独自の芝居で父を継いだ直美、寛美さんの孫で現・新喜劇座員の藤山扇治郎(35)らが特別公演に出演。扇治郎は、寛美さんとの思い出について「私が3歳の時に亡くなっているので記憶がない」と明かしながら、舞台を通して「学んでいかなければいけない」と気を引き締めた。
直美は「この子は私と違って男として生まれてきた。宝くじに当たった」と冗談めかしながら、扇治郎のさらなる成長に期待。特別公演では一緒に舞台に立つ場面はないが、直美は「佐々木朗希さんみたいになってくれたら。完全試合は無理でも、ビシッと三振を3つぐらいとれるような役者になってくれたら私はうれしい」とハッパをかけた。
対して、扇治郎は「自分がここに立たせていただいているのも、祖父(寛美さん)、叔母(直美)があってのことで、宝くじを買う前の段階」と謙遜(けんそん)し、直美に対して「劇団は関係なく大きな存在、偉大な叔母さん」と愛を伝えた。
特別公演は、5月3日〜26日の大阪松竹座を皮切りに、東京・新橋演舞場(7月1日〜25日)、京都・南座(10月1日〜23日)と巡回。大阪・東京公演では、寛美さんの代表作から『愛の設計図』と『大阪ぎらい物語』、京都公演では『えくぼ』と『はなのお六』を、それぞれ二部形式で上演する。
寛美さんは、二代目渋谷天外さんらとともに戦後の松竹新喜劇を盛り上げ、天才喜劇俳優として一時代を築いた。劇団を離れた時期もあったが、一貫して舞台に立ち続け、244ヶ月連続公演という史上例のない記録を打ち立て、テレビ放送などで大阪だけでなく日本中から愛された。1990年2月に娘・直美と親子共演を実現させ、同年5月21日に60歳で死去した。
今回、新喜劇に所属せず独自の芝居で父を継いだ直美、寛美さんの孫で現・新喜劇座員の藤山扇治郎(35)らが特別公演に出演。扇治郎は、寛美さんとの思い出について「私が3歳の時に亡くなっているので記憶がない」と明かしながら、舞台を通して「学んでいかなければいけない」と気を引き締めた。
直美は「この子は私と違って男として生まれてきた。宝くじに当たった」と冗談めかしながら、扇治郎のさらなる成長に期待。特別公演では一緒に舞台に立つ場面はないが、直美は「佐々木朗希さんみたいになってくれたら。完全試合は無理でも、ビシッと三振を3つぐらいとれるような役者になってくれたら私はうれしい」とハッパをかけた。
対して、扇治郎は「自分がここに立たせていただいているのも、祖父(寛美さん)、叔母(直美)があってのことで、宝くじを買う前の段階」と謙遜(けんそん)し、直美に対して「劇団は関係なく大きな存在、偉大な叔母さん」と愛を伝えた。
特別公演は、5月3日〜26日の大阪松竹座を皮切りに、東京・新橋演舞場(7月1日〜25日)、京都・南座(10月1日〜23日)と巡回。大阪・東京公演では、寛美さんの代表作から『愛の設計図』と『大阪ぎらい物語』、京都公演では『えくぼ』と『はなのお六』を、それぞれ二部形式で上演する。

2022/04/12