ダンスボーカルグループ・DA PUMPのKENZO（37）が9日、自身初のエッセイ『KENZOエッセイ GIFT』（東京ニュース通信社）の発売記念イベントを都内で開催した。「寝ている時間以外は書籍とDA PUMPにしかつぎ込んでいないかもしれない」というほどの力作で、同書を読んだメンバーから「先生と呼ばれるようになりました（笑）」とはにかんだ。

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　地元・福岡でのエピソードや、前人未到の8年連続世界ダンス大会での優勝、そして大ヒット曲「U.S.A.」との出会いなどをストレートにつづったエッセイ。KENZOは「出版のオファーをいただき書籍に自分の半生を残せるのでうれしかったです。1年以上書き続けて皆さんにどう伝わるのか意識をしました」と振り返り、特に「嘘偽りなく、自分に向き合うこと」を大切にしたという。それを踏まえ、ダンサーを目指す若者など「夢を追いかけている人に読んでほしい」と希望した。

　福岡でのロケで行った撮りおろし写真も掲載され、「実家の田んぼを映像を担当してくれた幼なじみと撮影したのが思い出になりました」と喜んだ。さらに、熱望したEXILE HIROとの特別対談も実現し、「HIROさんの言葉のすべてが、自分にとっては宝物でしたね」と感慨深げ。

　DA PUMPのメンバーからの反響を聞かれると、「めちゃめちゃありました。まずは『おめでとう』という一言が先にきまして、メンバーのSNSの投稿では『KENZO先生』と書かれていました。『KENZO先生が本を出しました』みたいな…。次の日のリハーサルでは、すごく気をつわれるという…。巨匠、もしくは先生の扱いを受けました。巨匠じゃないですけどね…」とはにかみ、リーダー・ISSAからも「書籍になるってすごいことだよ」という言葉をもらい、「約14年の月日の中でうれしい出来事になりました。これからはDA PUMPの書籍担当でいきたいと思います！」と張り切った。

　書籍第二弾についても「オファーをいただけるのであれば、やらせていただきたいなと思います」と前向きで、パフォーマーや振付師としても「世界ダンスの大会にもまた出たいし、ワクワクすることをやりたい。皆さんにGIFTをもらったので、返せるようになりたい！」とさらなる飛躍を誓った。

　12日よりAmazon kindke、楽天kobo、hontoなどで電子版が随時配信。また、16日の千葉県・森のホール21 大ホールを皮切りにスタートするDA PUMPの2年ぶり有観客ツアー『LIVE DA PUMP 2022 TOUR DA POP COLORS』会場内でも販売される。