『忍者ハットリくん』『怪物くん』などで知られる漫画家・藤子不二雄Aさんが、亡くなったことが7日、わかった。88歳。これを受け、作品に影響を受けた漫画家や編集部、漫画編集者が自身のSNSを更新し追悼した。

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　訃報を受け『のだめカンタービレ』作者・二ノ宮知子氏は「私はハットリくんが好きでした」、『少年ジャンプ＋』副編集長のモミー氏は「ただただ、感謝。藤子不二雄A先生のご冥福をお祈り申し上げます」と反応。

　週刊少年サンデー編集部も「藤子不二雄A先生のご冥福を心よりお祈りいたします。「少年サンデー」創刊号からの連載を始め数々の名作漫画を生み出して下さり、本当にありがとうございました。謹んで哀悼の意を表します」と伝えた。

　テレビアニメ『笑ゥせぇるすまん』で音楽を担当した田中公平氏は「『笑ゥせぇるすまん』などの素晴らしい作品の音楽を担当させて頂きました。慎んでご冥福をお祈りいたします」。

　『花さか天使テンテンくん』作者・小栗かずまた氏は「高校の図書室に愛蔵版の『まんが道』が置いてあって、それをお昼休みに読むのが楽しみでした。そして漫画家を志す厳しさ、楽しさを知り「なれるかわからないけど、やってみよう！」と雑誌へ投稿を始めました。今も『まんか道』は僕のバイブルです。藤子不二雄A先生、本当にありがとうございました」と作品の出会いに感謝。

　さらに「少し思い出すだけで子供の頃はハットリくん、怪物くん、プロゴルファー猿、思春期以降には少年時代、まんが道、笑ゥせぇるすまん、愛…しりそめし頃に…。先生の作品が僕の人生に与えた影響は大きすぎます。藤子不二雄A先生の御冥福を心よりお祈りします」と惜しんだ。

　『ちはやふる』の末次由紀氏も「藤子不二雄A先生の訃報が…。何度かパーティなどでお会いして、スターとしての存在を熟知している先生の振る舞いだと眩しく拝見していました。私もそうだけど、子供時代から寄り添ってもらっていたファンの数はとてつもない。漫画を書いてくださってありがとうございます。ゆっくりお休みください」とつづった。

　藤子さんは『忍者ハットリくん』『怪物くん』のほか、『笑ゥせぇるすまん』『プロゴルファー猿』などを世に送り出した日本を代表する漫画家の一人。作品はテレビアニメ化、実写ドラマ化もされている。