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伊藤美来、来年声優デビュー10周年 定着した“青”の人生に感謝 「やっちゃった!」10thシングルMV撮影秘話も

 人気声優・伊藤美来の10thシングル「青100色」が、4月6日に発売された。この曲は同日より放送がスタートするTVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』2期OPテーマにもなっており、物語の雰囲気とマッチした青春感あふれる、さわやかでキャッチーな甘酸っぱさを感じられる楽曲になっている。2013年の声優デビューから来年で10周年、記念すべきシングル10枚目の発売にあわせて、MVの撮影秘話や、これまでの声優・歌手人生を聞いてみた。

伊藤美来 (C)ORICON NewS inc.

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■MVの舌ペロに照れ 歌詞間違えた瞬間のサービスカットに「恥ずかしいです(笑)」

――MVを見させていただきました。風車の多さに驚きましたが、撮影で印象的だったことや、見どころを教えてください。

【伊藤】 MVに登場している風車は、タイトルにあわせて100個登場しているんです! ここまでたくさんの風車を見たことは人生初めてだったので、MVを改めて見ても印象的です。お祭りみたいな雰囲気もあって、『古見さん』感あふれる青春を感じてほしいです。

――MVラストの“舌ペロ”が気になりました! あれは一体…。(※CD購入者の得点映像より)

【伊藤】 あれは私も謎です! 完成したのを見たら、あのようになっていました(照れ)あのシーンは、歌詞を間違えたNGの瞬間に出た舌ペロなのですが、監督がサービスカットな形で入れたんだと思います、恥ずかしい…。かわいらしく仕上げていただきましたが、内心は「やっちゃった!」という心境なので、ただただ恥ずかしいです(笑)

――「青100色」にちなんで、自身のラッキーカラーは青だったりしますか? 色に対して忘れられないエピソードがあれば!

【伊藤】 3年前のイベントで占い師の方に占ってもらったのですが、その時は「ラッキーカラーがグリーン」と言われました。ですが、特にグリーンにこわだる1年ではなく…(苦笑い)願掛けで色を使うことはあまりせず、私服もベージュの物が多く、曲名が「青100色」にも関わらず、今は暖色(赤・黄・オレンジなど)がブームなので、「なんか、すみません…」という感じです(笑)

 ですが、青はデビュー時から身近な色な気がします。声優デビューしたあと、ユニット活動した際のイメージカラーが水色でした。そこから1人でイベント出演しても、青のペンライトを振ってもらえたり、ファンの方の中でも私のイメージカラーは青や水色になっている気がします。声優として演じているキャラクターたちも、服装や髪色が青の子が多い気がします。その影響も少なからずあって、伊藤美来=青(水色)がファンの方々の中で定着しているかも知れません。青をイメージカラーにしてもらっていることは、とてもうれしいので、これからも“青”で応援してくれるとうれしいです。

――2016年10月に1枚目のシングルを発売して、今作で10枚目となります。10代のころから歌ってきましたが、節目のタイミングとなった今、デビュー当時を振り返ると音楽に対しての向き合い方に変化はありましたか?

【伊藤】 デビュー当時は、レコーディングの際にディレクションを受けて、それに応えることで精一杯でした。自分の個性を出すということより、言われたことを理解して上手に歌えているのか?という意識が強かった気がします。それでも、ありがたいことに、たくさん歌わせていただく機会があり、自分の好きな音楽、歌い方の癖などがわかるようになって、歌うことへの取り組み方が変わりました。

 経験を経て、一番変化したことは音楽に対して意見を言えるようになったことです。音楽の理解度が深まったことで「どのように歌ったらファンの方が喜んでくれるかな?」「こういう曲を歌ってみたい」「どのように表現したら効果的かな?」など、以前よりは気持ちに余裕が出てさまざまな見方で音楽を楽しんでいます。

――ライブツアーが4月9日の大阪公演からスタートしますが、ステージ上でのパフォーマンスも変化してきたように思います。

【伊藤】 10代のころから歌う機会があって、1人でステージに立つこともあったのですが、そのころは慣れない緊張もあってリハーサルから嫌で嫌で…(笑) 自分の声の特徴も理解できなかったですし、何が自分に合う曲なのかわかっていなかったので、自分の技術で出せることと、自分が理想とすることのギャップがすごくありました。「こんなはずでは…。想像では、もっとうまく歌えているはずなのに…」みたいな(笑) 悩む時期もありましたね。

 それでも、ここ2〜3年くらい、やっと自分の音楽を理解できるようになり、悩まず楽しめるようになりました。「自分の歌声はこのような特徴だから、それを好きになってくれたファンの方が観に来てくれている。だから自信を持ってステージに立とう!」という気持ちになりました。まだまだ理想の“伊藤美来”に近づけていませんが、客観的に自分を見られる余裕、それを受け止めることができるようになったのが大きい変化だと思います。今は早く、ファンの方々の前で歌いたい気持ちであふれています。

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