「逃げるは恥だが役に立つ」「MIU404」などの話題作を手掛けた脚本家・野木亜紀子。そんな彼女の待望の新作にして初の長編アニメーションに挑戦した映画『犬王』が、5月28日に全国公開される。ヴェネツィア国際映画祭をはじめ、先日フランスで開催された通称「漫画界のカンヌ」と呼ばれるアングレーム国際漫画祭にて実施されたプレミア上映とトークイベントの客席は即座に満員になるなどすでに注目を浴びている。日本での公開を前に作品の魅力に迫っていく。
野木亜紀子と言えば、「主に泣いてます」「空飛ぶ広報室」「掟上今日子の備忘録」そして「逃げるは恥だが役に立つ」など多くの話題作を生み出す稀代のヒットメーカー。原作の魅力を最大限に引き出す手腕、タイムリーな社会問題を分かりやすくストーリーに取り込み、ときには現実の先をいく先見性、そして物語を彩るユーモラスな登場人物たち。彼女の生み出す作品は老若男女問わず誰からも愛されるものばかりだ。
その中でも野木の本領が発揮されるのが“男2人の友情を描いたバディストーリー”。星野源、小栗旬がある事件に翻弄されながらも、その奥に眠る真実に向かって力強く進む新聞記者と事件の被害者を描いた映画『罪の声』では第44回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を受賞。さらに警察庁の特殊捜査隊を舞台に綾野剛と星野源が凸凹コンビを熱演した「MIU404」ではドラマNo1を決定する第105回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞を受賞。そんな野木が新たに描くのは、音楽で時代を駆け上る室町時代のバディムービー『犬王』だ。
物語の舞台は、平家物語を語り継ぐ琵琶法師、そして能楽や狂言など日本の伝統芸能(エンターテイメント)が花開いた室町時代。異形に生まれながらも、その特異な体つきすら活かして自由に舞う猿楽能の一派・比叡座の棟梁の子・犬王。そして、自身に掛けられた呪いの謎を探り、犬王の物語を琵琶で鳴らす盲目の琵琶法師・友魚。必然のように出会い、言葉よりも先に琵琶と踊りで共鳴し意気投合した2人は、これまでの伝統芸能の常識をひっくり返す空前絶後のショーを次々に繰り出し、民衆や時の将軍までもを熱狂させ時代のスターダムを駆け上がっていく。はみ出し者の2人の少年が出会い、背負った逆境をもろともせずに、時代の頂点へと駆け上がるサクセスストーリーにして諸行無常の物語となっている。
野木自身も本作について「映画館で見ておけば よかったー!と後悔しないよう、彼らの失われた物語を、奪われた物語を、目撃する一人に なってください」と本作で描かれるドラマのアツさには太鼓判を押しており、野木の新たなバディストーリーの金字塔が完成したことが伺える。
「映像研には手を出すな!」をはじめ「ピンポン THE ANIMATION」「夜は短し歩けよ乙女」など、アニメ界に数々の衝撃を与えてきた湯浅政明監督のもと、野木のキャリア初となる長編アニメーションに挑んだ本作。実写のドラマや映画ではどうしても描くことが出来ないストーリーを壮大で変幻自在なアニメーションで実現し、新たなる野木亜紀子の才能が爆発した本作。きっとこれまでのファンにも、新たな彼女の魅力を発見できる珠玉の一本となっている。
野木×湯浅のコラボレーションが実現した本作だが、その他にも豪華スタッフが参加している。キャラクター原案には「ピンポン THE ANIMATION」でも湯浅監督とタッグを組み、原作小説の表紙も手掛けた松本大洋。音楽には「いだてん〜東京オリムピック噺〜」、『花束みたいな恋をした』を手掛ける大友良英など常に新作が期待される日本屈指のクリエイターたちが集結した。さらに声優キャストには、人気バンド「女王蜂」のヴォーカリスト・アヴちゃんが犬王を、そして個性派俳優・森山未來が友魚を演じ、2人がこれまでステージで鍛え上げてきたパフォーマンス力がキャラクターに尋常ではないエネルギーと存在感を注ぎ込んでいる。
脚本家・野木亜紀子の新たな挑戦と才能が豪華スタッフ陣と共にいかんなく発揮された『犬王』。どのような感動を我々に与えるのか、今から楽しみだ。
野木亜紀子と言えば、「主に泣いてます」「空飛ぶ広報室」「掟上今日子の備忘録」そして「逃げるは恥だが役に立つ」など多くの話題作を生み出す稀代のヒットメーカー。原作の魅力を最大限に引き出す手腕、タイムリーな社会問題を分かりやすくストーリーに取り込み、ときには現実の先をいく先見性、そして物語を彩るユーモラスな登場人物たち。彼女の生み出す作品は老若男女問わず誰からも愛されるものばかりだ。
その中でも野木の本領が発揮されるのが“男2人の友情を描いたバディストーリー”。星野源、小栗旬がある事件に翻弄されながらも、その奥に眠る真実に向かって力強く進む新聞記者と事件の被害者を描いた映画『罪の声』では第44回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を受賞。さらに警察庁の特殊捜査隊を舞台に綾野剛と星野源が凸凹コンビを熱演した「MIU404」ではドラマNo1を決定する第105回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞を受賞。そんな野木が新たに描くのは、音楽で時代を駆け上る室町時代のバディムービー『犬王』だ。
野木自身も本作について「映画館で見ておけば よかったー!と後悔しないよう、彼らの失われた物語を、奪われた物語を、目撃する一人に なってください」と本作で描かれるドラマのアツさには太鼓判を押しており、野木の新たなバディストーリーの金字塔が完成したことが伺える。
「映像研には手を出すな!」をはじめ「ピンポン THE ANIMATION」「夜は短し歩けよ乙女」など、アニメ界に数々の衝撃を与えてきた湯浅政明監督のもと、野木のキャリア初となる長編アニメーションに挑んだ本作。実写のドラマや映画ではどうしても描くことが出来ないストーリーを壮大で変幻自在なアニメーションで実現し、新たなる野木亜紀子の才能が爆発した本作。きっとこれまでのファンにも、新たな彼女の魅力を発見できる珠玉の一本となっている。
野木×湯浅のコラボレーションが実現した本作だが、その他にも豪華スタッフが参加している。キャラクター原案には「ピンポン THE ANIMATION」でも湯浅監督とタッグを組み、原作小説の表紙も手掛けた松本大洋。音楽には「いだてん〜東京オリムピック噺〜」、『花束みたいな恋をした』を手掛ける大友良英など常に新作が期待される日本屈指のクリエイターたちが集結した。さらに声優キャストには、人気バンド「女王蜂」のヴォーカリスト・アヴちゃんが犬王を、そして個性派俳優・森山未來が友魚を演じ、2人がこれまでステージで鍛え上げてきたパフォーマンス力がキャラクターに尋常ではないエネルギーと存在感を注ぎ込んでいる。
脚本家・野木亜紀子の新たな挑戦と才能が豪華スタッフ陣と共にいかんなく発揮された『犬王』。どのような感動を我々に与えるのか、今から楽しみだ。
2022/04/02