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話題漫画『タコピーの原罪』最終回、更新当日でジャンプ+初の閲覧数300万超 編集長「驚愕です!」 こだわる“閲覧数”の理由説明

 話題漫画『タコピーの原罪』(作者:タイザン5)が、25日更新の漫画アプリ「少年ジャンプ+」で最終回を迎えた。昨年12月10日の連載スタートから人気となっていたが、連載約3ヶ月半で幕を下ろした。更新した当日に同アプリ初の閲覧数が300万超となったことが、少年ジャンプ+の細野修平編集長のツイッターで発表された。

『タコピーの原罪』コミックス下巻 (C)タイザン5/集英社

『タコピーの原罪』コミックス下巻 (C)タイザン5/集英社

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 ツイッターでは、「『タコピーの原罪』の閲覧数が300万を超えました。更新したその日に300万回以上読まれた作品はジャンプ+初です!それを新人漫画家さんが達成したのも嬉しい限りです。読んでくれた皆さん、ありがとうございました!!」と感謝。

 現在の閲覧数はすでに350万超で「驚愕です!ちなみに、なぜジャンプ+が閲覧数にこんなにこだわるかというと、「本当のヒット」って、まず読まれることから始まると思っているからです」と説明。

 「もちろん、コミックスの部数や売上も大事なんですが、そこだけを見ちゃうと近視眼的に作品を作ってしまうというか、達成しやすい目標に向かってしまうような気がして…。でも、閲覧数って見てくれている人の数であり盛り上がりだと思うんです。だから、閲覧数を一つの目安にしています」

 「今の目標は、1.「各曜日に100万閲覧を超える作品を作る」2.「1週間に1000万人の読者に来てもらう」3.「最新話が1000万閲覧される作品を作る」です。順番に、徐々に達成していきたいです」と伝えた。

 最新話が更新されるたびに毎回、2000〜5000以上のコメントがつき、ついには連載作品としてはアプリ史上初の1日あたり200万閲覧超を記録する人気となった『タコピーの原罪』。同アプリ掲載作品でもトップクラスを誇る人気で、最近では最新話が更新される金曜未明に、「タコピー」関連のワードが必ず上位トレンド入りし、SNSで話題となっていた。

 同作は冒頭、地球にハッピーを広めるためやってきた生命体「ハッピー星人」が、小学生の少女「しずか」に窮地を救われる。しずかはその生命体を見た目から「タコピー」と名付け、交流するようになった。しずかは酷いいじめを受けているのだが、タコピーにはいじめの概念が理解できず、不思議な力を持つ数々の「ハッピー道具」でしずかをなんとか元気づけようと試みる。そんなある日、タコピーがしずかにハッピー道具を預けてしまったことから運命の歯車が狂い出す、というストーリー。

 ORICON NEWSは完結前に作者へインタビューを実施しており、この盛り上がりについて「思ったより反響が大きく驚いています。話題にしていただけるのは大変光栄で、本当にうれしく思います。少しでも楽しんでいただけましたら幸いです」と感謝。

 作品内容は、いじめ、DV、毒親などの問題を描くこともあり、こうしたテーマを描く上でこだわっているポイントは「現実世界の問題は、誰か1人が悪者だと決めつけることができないものが多いと思っていて、そういった状況を漫画にもそのまま落とし込んでみようと思いました」と説明した。

 また、多くの読者の心を掴んだ要因についても「『少年ジャンプ+』という注目度の高い媒体に掲載いただいたこと、初回無料で公開されているため、気軽にお読みいただけたこと、またSNSなどで話題にしていただいたおかげだと思います」とし、「お読みいただいた皆さま、本当にありがとうございます」と読者へ感謝した。

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