タレントの今田耕司がMCを務めるNHKの特番『春よ、来い！』が、総合で28日から4月1日（後10：00）まで、5夜連続で生放送されることが発表された。

【写真】その他の写真を見る

　コロナ禍での苦しい暮らし、国際情勢の悪化。こんな今だからこそ、春のきざしを探して希望をわかち合えないか。そんな思いで日本と世界をつなぐ同番組。日本各地の春の表情や希望の歌のパフォーマンスを、ゲストとともに毎日、生中継で届けるほか、パリ、ニューヨーク、ワシントン、オランダ、ベネチアとも中継を結び、ウクライナ情勢を始め複雑な状況と向き合う世界の様子も紹介する。

■出演者一覧
・28日（月）
出演者：平原綾香、阿佐ヶ谷姉妹、加古隆クァルテット、山田孝之

東京タワーを見上げる芝の増上寺からの生中継では、平原が番組タイトルでもある「春よ、来い」を歌唱。海外からはフランス・パリと結び、『新・映像の世紀』のテーマ曲「パリは燃えているか」を加古隆が生演奏。過去から何を学ぶのか、名曲を聴きながら、山田とともに考える。さらに、多様な人々が暮らす阿佐ヶ谷からも中継。阿佐ヶ谷姉妹と一緒に、コロナ禍にも負けじと前を向く人々の姿を紹介する。

・29日（火）
出演者：AI、三浦大知、黒島結奈、谷原章介、福原遥、山下智久

火曜日の中継は秋田・大曲から。山下が福原と一緒に、コロナのために2年間花火大会を開けなかった花火師たちの思いに迫る。アメリカ・ニューヨークでは、コロナ禍の中で人々を励まし続けた著名な振付師・ルアムさんの取り組みを、マイケル・マカティアが取材。世界中で苦しんでいるすべての人々に捧げる特別パフォーマンスも披露する。
東京では『うたコン』司会の谷原が中継で登場、AIが『カムカムエヴリバディ』主題歌「アルデバラン」を熱唱。さらに三浦が4月スタートの連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌「燦燦」を初披露、主演の黒島も駆けつける。

・30日（水）
出演者：中島美嘉、高橋英樹ら

水曜日のテーマは、歴史を見つめる。中継は、世界遺産である京都・二条城から。夜桜の名所であり日本の歴史の転換点となった場所。50品種300本の桜がそろう庭園で、中島が春の歌を歌唱する。そして大の城好きである高橋と、二条城の「奥」にある謎に迫る。
海外中継はアメリカ・ワシントンD.C.から。ワシントンでは、日本から贈られたソメイヨシノが満開の「桜まつり」の真っ最中。日本とアメリカで、同じ時間に、同じ桜を見つめる。北海道の美瑛町では、ライトアップされた名所・青い池の「雪解け」をドローン映像で堪能する。

・31日（木）
出演者：BEGIN、朝日奈央、織田裕二ら

木曜日は、沖縄・美ら海水族館と結び、命はぐくむ春の海の姿、希少な“マナティの子ども”の夜の様子を見せてもらう。大水槽前ではBEGINが特別ライブ。すみ切った空や海への思いを歌う。そして世界中に「花」を輸出するオランダの世界一の花園へ。壮大なドローン映像と、花に込められた平和へのメッセージを発見する。さらに、織田は、この日で定年退職する盲目の中学校教師に密着する。

・4月1日（金）
出演者：コブクロ、高橋みなみ、濱田岳、八嶋智人ら

金曜日は、濱田とNHKのニューススタジオへ。緊迫の国際情勢など、最新ニュースをいかにして届けているのか、裏側をお届けする。海外中継はベネチアから。水路を移動し、由緒ある伯爵家を訪ね、美しさとともに沈みゆく都市の現実も見つめる。
国内の中継は、八嶋と行く、鎌倉殿ゆかりの鶴岡八幡宮。コブクロの2人が春を歌う。高橋は、数日前に生まれたばかりの赤ちゃんのもとへ。最終日、世界中の人々から赤ちゃんと地球の未来にどのようなメッセージが届くのか。