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Google、日本の漫画をアート紹介 オンライン展示開始で画像7万点以上…歴史や世界を学ぶ狙い

 Googleは24日、提供しているアプリサービス「Google Arts & Culture」で、日本の漫画をテーマとしたオンライン展示をスタートさせた。ファッション、インターネットカルチャー、ビデオゲームなど、現代アートへ広範囲に影響を与えた漫画を紹介。展示コンテンツは画像7万2000点以上、100のオンライン展示などで、日本の漫画をアートとして世界に伝えていく。

マンガの歴史やその影響などを包括的に紹介『Manga Out of the Box』

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 Google Arts & Cultureは、2000を超える世界各地の美術館や博物館(日本においては100以上)が所蔵する作品や文化遺産を鑑賞できるサービス。2011年に提供を開始し、ウェブサイトやアプリからアクセスすることで、ゴッホの星月夜、伊藤若冲の樹花鳥獣図屏風、広島平和記念資料館など、600万点を超える芸術作品や歴史的資料にアクセスすることができる。Google Arts & Cultureでは、世界各地の美術館や博物館とパートナーシップを結び、多様な文化遺産に世界中のユーザーがインターネットを通じて簡単にアクセスできるサービスやツールの開発・提供に取り組んでいる。

マンガの歴史やその影響などを包括的に紹介『Manga Out of the Box』

マンガの歴史やその影響などを包括的に紹介『Manga Out of the Box』

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 今回の展示は漫画を日本のアートの一つとして紹介し、経済産業省をはじめとする13のパートナーの協力の元、漫画の歴史やその影響などを包括的に紹介する「Manga Out Of The Box」として公開。ストーリーや高解像度の画像、動画、ストリートビュー、さらに機械学習を活用した漫画風イラストの作成機能などにより漫画の世界を学ぶことができる。(対応言語:日本語、英語、スペイン語、フランス語)。

 主な展示内容は、まず「漫画の歴史」について触れる。漫画の正確な起源は未だに議論が続いているとし、「Manga Out Of The Box」ではその歴史を掘り下げて、原点として言及されることが多い12世紀の鳥獣戯画の巻物や、19世紀の西洋カリカチュアと日本絵画の出会いなど美しいイラストとともに漫画の歴史を探っていく。

『Manga Out of the Box』よりマンガ風イラスト作成機能「Giga Manga」

『Manga Out of the Box』よりマンガ風イラスト作成機能「Giga Manga」

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 また、手塚治虫や藤子・F・不二雄など「著名な作家」も紹介し、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムの館内展示の様子に加え屋外に設置されている人気キャラクターのモニュメントを、豊島区立トキワ荘マンガミュージアムからは、かつて多くの作家が過ごした部屋の様子をスマートフォンやPCから見ることができる。

 そのほか、機械学習の技術を活用したGiga Mangaでは、「Magic mode」を使い、線や円などをランダムで描くと、漫画風イラストが完成するサービスも実施。「Magic mode」を使わずに自由に描いたイラストでも、機械学習が好きな色を塗る作業を手伝う。どちらのモードでも、完成すると、描いたイラストとテイストが似た漫画や作品がオススメされ、完成したイラストはダウンロードできるほか、SNS共有も可能。

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