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村上純、しずるは「役割分担がむちゃくちゃ」 それぞれがやりたいことで高い評価に

 お笑いコンビ・しずる村上純が20日、オンラインで行われた自身初の自伝的エッセイ『裸々(らら)』(25日発売、ドワンゴ)の出版記念イベントを行った。

『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純 (C)ORICON NewS inc.

『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純 (C)ORICON NewS inc.

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 コロナ禍で仕事がなくなり、noteを使って執筆。自ら売り込み、書籍化となった。MCの相席スタート山添寛から「純先生」と紹介された村上は「やめてよ、恥ずかしい…」と照れ。「自分のことを全部書いている気恥ずかしさが今になって来た。書いている時は気持ちよく書いたけど、もう1人の自分が『お前、そういうのを書くんだ』と言ってくる…。でも、もう後戻りできない」と笑っていた。

 前半のゲストだったジャルジャルの福徳秀介は「村上純という男は、ずっとダサい」と笑いながら「純度100%のダサさ。みんな、結局ダサい。背伸びしてなくて正直に書いてる」とアピール。“ダサい”を連呼された村上は「そんなにダサいと思ってるんだ」と苦笑いしていた。

 後半のゲストは、仲のいい先輩であるピースの又吉直樹が登場。NSCの先輩、後輩という間柄ではあるが、同じ松坂世代で親交が深い。又吉が好きな「まさに純みたいなエピソードがある」という。お題を振られた村上は「又吉さんはサッカーうまいし、冬の選手に出るために夏もやっていた。でも、俺は下手だから夏のインターハイが終わってやめた。高校最後の夏休みは1年、2年はずっとサッカーやっていたからやっと遊べるってなった。その時にチャーハンが好きで、チャーハンクラブを作った。いろんなところに行って、1件目、2軒目で『おいしい』って、なって3件目もおいしそうなところを見つけた。『なんとか食べきるぞ』ってなったら、『松坂大輔、ノーヒットノーラン! 横浜高校優勝!』ってなった。『俺、なにしてるんだろ…。チャーハンクラブで3杯も食べられるか』って」と物悲しいトークをし、スタジオは爆笑。又吉は「それが村上純。それがモテ出してスタイリッシュに見せながらお笑いの世界に入って、18年掛けて剥がれかけて現在に至るというのがよくわかる」と笑っていた。

『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純(右)と相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.

『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純(右)と相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.

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 そして、又吉は自身と村上との共通点について「池田がKAZMAに改名したやん。それも思うところがある。うちの相方も改名してへんけど、ずっとYUJI AYABEになってるやん。そのへんも似てるな」とにやり。最後に又吉は「しずるのことが好きな人だけでなく、全お笑いファンに読んでいただきたい本。2000年代、2010年代のお笑いのことがよくわかる本になっています。『火花』と一緒に買ってください!」とメッセージを送った。番組の締めくくりで村上は「僕も改名するかもしれません。まだマネージャーにも言ってないですけど。変な余韻を持たせます」と意味深なトークをしていた。

 イベントを終えた村上と山添は取材に参加。村上は「本の手柄はないのに、なんとか魅力と伝えようとしてくれて、そこに笑いも交える。芸人の好きな部分を全部見た。僕がマジメな話をしてもいい雰囲気にしてくれた」と感謝した。

『裸々(らら)』の出版記念イベントに参加した相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.

『裸々(らら)』の出版記念イベントに参加した相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.

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 また、しずるは再び大きな人気を得ている。村上は『裸々(らら)』を発売し、池田一真はKAZMA(Zはストローク付き表記)に山形テレビの番組テロップだけで改名し、大きな話題を得た。村上は「特に池田ですけど、本当に同じホームランを狙っているスイングの仕方をしている。そしたら、デカいのが当たり始めた。あいつは何も変わってないけど周りが変わってきた」と受け止める。スタンスを変えないのは村上も同じ。「こういうの(執筆)も昔から好きだからやる。池田からしたら『どのタイミングで芸人人生の自伝書いてんだ。YAZAWAみたいなキッカケあったのか』って。でも、僕はやる人なんです。いきなり変わったわけではない」ときっぱり。

 「しずるは役割分担がむちゃくちゃ(笑)。まずは自分たちがしたいことをする。だから、どっちに動くかもわからない(笑)。コロナ禍前ぐらいから軌道修正をやめた。お互い自分のやりたいことをやってみたら、そのまま動き出して今に至る。変に自分の中でルールを作らない。『池田が、こうやって言った。こういうことをした』というのだけですね。仕事の前の準備はするけど最終判断は自分。それが今はうまいこと言ってるのかな」と村上は“再評価”と言われる現状を語っていた。

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  • 『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純 (C)ORICON NewS inc.
  • 『裸々(らら)』の出版記念イベントを行ったしずるの村上純(右)と相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.
  • 『裸々(らら)』の出版記念イベントに参加した相席スタートの山添寛 (C)ORICON NewS inc.

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