タレントの高田純次（75）が14日、都内で行われた書籍『50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう　東京タワーの展望台でトイレの順番ゆずったら本が出せました』（主婦の友社）発売記念取材会に出席。ひょうひょうとして見える生き方に憧れる声も多いが「オレはオレになりたくなくて、打ち破るような行動をしているんですけどね。具体的に何か…？　そう言われるとないんですけどね」と笑いながら打ち明けた。

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　高田は続けて「今年75歳になっちゃったんですけど、考えてみると、30年くらいどこかに置いてきちゃった。何も変わってなくて、今も自分探しの旅をしています。会社勤めの方は、こうしたら部長に上がるとかありますけど、僕らの場合は、何が上がっていくのか（明確じゃない）。レギュラーが増えたらっていうことでもないし、どういう風にやれば、我々の中での部長とかになるのかな」との思いを吐露。

　その上で「オレが二十歳の時とかは、70代はもうおじいちゃんっていう（イメージがあった）。そうはなりたくないっていう気持ちがどこかあるかもしれないですね。30年くらい、ずっと眠っていた感じがしますね。僕なんかもうすぐ永眠するのに、眠たくてしょうがない」と笑いを交えて、トークを展開していった。

　同書では、中高年の人生の悩みに対して、高田が回答。ほかにも、過去の発言を改めて振り返ったり、アンタッチャブル・柴田英嗣をはじめとした「高田純次リスペクト芸人」のインタビューも収録している。