俳優の鹿賀丈史（71）、市村正親（73）が7日、東京・日生劇場で行われたミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』取材会に出席した。

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　1985年の日本初演以来、夫婦愛と家族の絆をテーマにした人気のミュージカル・コメディ。鹿賀＆市村というゴールデンコンビで5度目の上演となる。南仏・サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のオーナー・ジョルジュ（鹿賀）と看板スターの“ザザ”ことアルバン（市村）は20年間同棲し、事実上の夫婦として生活。ジョルジュの24年前の過ち（？）で生まれた一人息子への愛情と、男2人の夫婦愛をコミカルに描く。

　約50年におよぶ交友関係がある2人だが、鹿賀は「お互いにこうしようっていうのを言わなくても、けいこでぶつけるとスッと返ってくる」とにっこり。市村も「僕が24で（鹿賀が）22の頃に出会って、ずっとその頃から知っているものだから、この作品でコンビをやった時に、昔からずっと尊敬していた（鹿賀と）一緒にデュエットを歌ったりできる。そういうことを思いながら芝居をしていると、芝居なのか、現実なのか、わからないくらいのいい相棒だな」とかみしめるように語った。

　8日から30日まで同所で東京公演を行い、その後は愛知、富山、福岡、大阪、埼玉で上演される。