お笑いカルテット・ぼる塾の田辺智加が1日、都内で米菓専門店の赤坂柿山の新業態「カキヤマシンスタイル」とのコラボおかきの発売記念取材会を開催した。

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　赤坂柿山 伊勢丹新宿店が2月25日からスタートさせた「カキヤマシンスタイル」のオープン時の目玉商品として誕生した田辺とのコラボおかき。“自分のためのごちそうおかき”として楽しめる1枚売りの商品となる。

　コラボの経緯について「赤坂柿山のおせんべいを幼少期から母の教えで食べてきた。それを番組で言ったら柿山さんの社長さんが知ってくださって、柿山さんの方からお話をいただきました」と明かす。「ずっと昔から食べていた。自分の大好きなお店とコラボできるのは夢のよう。しかも、それが伊勢丹。高校生の時からずっと通っていて、お菓子の始まりは伊勢丹だった。それも、また夢のようで信じられない感覚でした」としみじみ。「『いつか売れたらいいな』と、ずっと考えていた。売れる中に『おせんべいをプロデュースする』という仕事が入るとは夢にも思わなかったです」と驚きの表情を見せていた。

　田辺といえば、現在はスイーツ好きとして知られ、「おいしい」と言った商品がバカ売れする現象も。「幼いころから、ただ食べてきたんです。ずっと、おいしいものを探して、ただ食べてきた」と振り返る。おいしいものを探して、コンビニからデパートまで幅広く食べてきた。「それが芸人になって…。最近は、いろんな芸能人の方とお会いすると『最近でおいしいアイスは？』とか声をかけてくださる。ただ、お菓子が好きなだけなのに交友関係に影響してくるなんて。ただ食べてきてよかった。お菓子にお金をいっぱい使って来たんですけど、それがためになりました」とにっこり。

　そんな田辺が満を持しての、おかきをプロデュース。「燻製」、「鰹節」、「パクチー」、「ガーリック」、「牡蠣」の5種類で、柿山にはない珍しい味を提案した。パクチーやガーリックは田辺が好きな味だったが「柿山さんの良さっていうのは、あっさりとした味わい。抵抗がありました。私がやったことで、柿山さんの良さをなくしてしまうのではないかと葛藤がありました」と漏らす。「柿山さんが試行錯誤してくださいまして。最初はガッツリと味がしたのが来たんです。味の濃いものはおいしいんですけど、『私が柿山さんの良さを殺してしまったな』と思ってしまって、微調整をしてくださいました」と試行錯誤を振り返っていた。

　食べてもらいたいのは指原莉乃。「バレンタインに指原さんにチョコレートをたくさんいただいた。私はバレンタインにお会いしたのに何も渡せていない。指原さんに食べてもらいたい」とラブコール。「指原さんともスイーツが好きなことで仲良くさせてもらっている。いつかお渡ししたいです」と約束していた。

　若い世代は、おかきを手に取ることが少ない。田辺は「私も若いころは、どうしても派手な方に行ってしまいがちで…。海外かぶれなところもあった」と照れる。「だからこそ、その経験を経て私が変えていきたい。最近、和菓子屋さんの娘さんと、お話する機会があった。今一度、日本の素晴らしさに目を向けていきたい。お菓子の繊細さは日本が格別。雑味がない。シンプルでおいしい和の素晴らしさを20代のうちから知っていたら、いい女になりますよ」とメッセージを送っていた。