モデルとしても活動する女子プロボクサー・郷司利也子（39＝川崎新田ボクシングジム）が22日、オンラインで会見を行い、9歳年下の一般男性と結婚したことを発表した。

　この日、25日に東京・後楽園ホールで開かれる『Victoriva vol.8』の勝谷美雪（28＝ワタナベボクシングジム）戦に向けて意気込み、「プライベートな報告になりますが」と断った上で、「先月籍を入れまして、建設会社に務めて設計をしている一般男性の方です」と報告。お相手は9歳年下で、はにかみながら「年の差婚いたしました」と伝えた。

　格闘技がきっかけで出会い、相手を「総合格闘技のアマチュアの試合に出ていた方」と紹介し、「10年前からの友だちだったんですけど、そのときは全然何もなくて、ここ1年ぐらいで急接近をしまして結婚することになりました。ガタイいいです。マッチョです」とはにかんだ。心強い味方を得て、25日の試合は30代最後のリングになる。

　郷司は、「松島利也子」の名前で高校時代からモデルとして活動し、大学時代にボクシングを始め、2008年に日本ボクシングコミッション（JBC）のプロライセンスを取得。14年からはリングネームを本名の「郷司利也子」に変えて活動し、プロ成績は7戦3勝4敗、現在はJBCミニマム級11位。

　試合前日の軽量では、『美少女戦士セーラームーン』『進撃の巨人』『新世紀エヴァンゲリオン』のコスプレを披露するなど“コスプレボクサー”としても話題を呼び、14年からよしもとクリエイティブ・エージェンシー（現・吉本興業）に所属し、『FRIDAY』でセミヌードグラビアを披露するなど、鍛え上げた肉体美でも魅了してきた。

　結婚後初試合となる25日に向け「コスプレは？」と聞かれると、タイトル戦も見据えることから「今回はスタンダードで」と勝利を優先し、「次に勝つまで自粛して、勝ったらその次で」と予告。さらに「自分も40歳になり、間違いなくボクシングに携われる時間が限られていている。女は年とともに強くなるというのを見せつけてやりたい。相手の子は若いんで」と気合をこめた。