民間調査機関のGPTWジャパン（Great Place to Work Institute Japan）は10日、2022年度版『働きがいのある会社』ランキングベスト100を発表した。

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　大規模部門（1000人以上）はクラウド型ソリューションを提供する「セールスフォース・ジャパン」（東京都千代田区）、中規模部門（100〜999人）は企業向け経費精算システムを手がける「コンカー」（東京都中央区）、小規模部門（25〜99人）はDXソリューションビジネスの「あつまる」（東京都渋谷区）が、それぞれ1位となった。

　各企業からの回答を得て、同社は「コロナ禍でも継続的に働きがいを向上させていくためには、ベースとしての上司・部下の信頼関係を維持・強化しつつ、リモートワークなど物理的な距離を置きながら働く環境下にあっても、仕事を楽しみに感じられる環境づくりを積極的に行っていくことが重要」と指摘。

　そのヒントとして、（1）働く環境の設備が整っている（2）仕事に必要なものが与えられている（3）労働環境が安全・衛生的である（4）裏工作・誹謗中傷（ひぼうちゅうしょう）はない（5）経営・管理者層が重要事項・変化を伝えている、を挙げた。

　また、コロナ禍で上司や同僚との対面でのかかわりが減少する中で、経営・管理者層に積極的な取り組みを呼びかけるとともに、従業員側には自立と相互尊重が求められるとした。

　同調査は世界的に行われており、約60カ国でアンケートが実施され、7000社超から従業員500万人超が参加している。GPTWジャパンではエントリー企業から一定水準を満たした企業を「働きがい認定企業」として毎月発表し、そのベスト100を今回発表した。

■2022年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング（大企業部門上位15社）
1．セールスフォース・ジャパン
2．シスコシステムズ
3．レバレジーズグループ
4．ディスコ
5．アメリカン・エキスプレス
6．プルデンシャル生命保険
7．DHLジャパン
8．モルガン・スタンレー
9．アクセンチュア
10．セプテーニグループ
11．アッヴィ
12．テイクアンドギヴ・ニーズ
13．SAPジャパン
14．マイクロンメモリジャパン／マイクロンジャパン
15．Works Human Intelligence