フジテレビでは、9日深夜と16日深夜の2週にわたって『水曜NEXT！　成功者はあえて逆の道を行く』（深0：30　※関東ローカル）を放送。天海祐希、飯尾和樹（ずん）、田村淳（ロンドンブーツ1号2号）、金田哲（はんにゃ）が出演し、多数派に流れやすい現代で、「あえて」「逆に」生きることで成功をつかんだ人々の生き様から、新たな生き方や人生哲学を学んでいく。

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　9日深夜放送は、東京大学を卒業し、一流商社に就職したのに「あえて」わずか5年で全てを捨てて、命がけで危険な国へ行く男性に密着。日本から離れたケニアで、男性は危険な道をどんどん進んでいく。殺人・強盗・レイプなど「危険のフルコース」が待っているという最恐都市で、一体どんな仕事をしているのか。男性は「大企業にいたら怒られていますね」と笑いながら答えるが、商社を辞めて28歳で独立し、今では自分の会社を年商30億円にまで育て上げたという。

　男性への密着VTRを見終わったあとは、現在帰国している本人と、リモート中継をつなぎ、次々と質問をしていく。天海が「そもそもご職業は何なのですか？」と聞くと、男性は「僕は、危険な国や遠い国へ行って、皆がやりたがらない仕事をビジネスにする、フリーランス商社マンです」と答える。田村は「でも、命あってじゃないですか？　なぜあえて危険な国に？」と質問を続けていく。天海が「なぜ、あえて、輝かしい経歴を捨てて今のビジネスに？」と核心に迫ると、男性は「挫折の連続だった。実はコンプレックスがあった」と語り始める。飯尾は、しみじみと「なんか共感しちゃった。俺も20歳までは淳みたいなMCタイプだと思ったんだけど…」と自らの立場と重ねてしまう。

　16日深夜放送は、勉強も苦手で自分に自信のなかったギャルが、一念発起し、あえて興味のなかったある老舗会社の女将さんになったというドキュメントを紹介。「ずっと捨てられていたあるものをあえて使ってしまおう！」と誕生させた新商品で、赤字続きだった会社を建て直した。底抜けに明るいギャルが成し遂げたビッグな出来事に、スタジオの天海らも感動する。インスタを駆使するイマドキギャルながら、実はあえてアナログな手法で、顧客とのコミュニケーションを取っていることなどが紹介されると、本人が感動して涙を流す。

　収録を終えて出演者陣がコメントを寄せた。

■天海祐希
ご出演くださった皆さんがすべて魅力的な方でした。自分の心の真ん中にとても一生懸命で、“誰かのために”、“何かのために”というのがまずあって、自分が成功するためだけにやっていないんですよね。“これをやらなきゃ”、“やりたい”って、とても楽しんでいて、皆さんいい顔をされていました。“逆の道を行ったから成功した”というよりも“そこの道をまっすぐ頑張った”から、成功に向かっているよう気がしました。今、もやもやされている方とかに見ていただきたいですね。自分にもこんなことができるんじゃないか、という発見のきっかけになるのではないでしょうか。お三方に囲まれて、緊張しましたが楽しかったです！

■飯尾和樹（ずん）
27、8の頃の自分に見せたいですよ。そうすれば、メシを食える日がもっと早かったかもしれないです。すごいですよね！　何でも“初代の方”っていうのは、こういう感じの人が多いんじゃないですかね。何よりもご本人が楽しそうでしたね。

■田村淳（ロンドンブーツ1号2号）
自分だとそんな考え方ないな、あえていばらの道を進んだりしないな、と思う人たちが出てきて、しかも成功していて。その成功体験の話を聞くことができたので、見ている人たちも、“自分だったら、あえて、どんなことするだろうか？”なんて考えるきっかけになる番組だと思います。新しい自分を発見する意味でも、ぜひ見ていただきたいです。

■金田哲（はんにゃ）
いろいろな世界に“あえて”行っていらっしゃる方を見て、“自分も行きたい”もあれば、“なかなかできないな”という大変な部分も学びもありました。