俳優の今井翼（40）が7日からFODで配信スタートするドキュメンタリー『#休暇今井』（初回は午前7時から、＃2以降、毎週1話ずつ火曜0時に配信）に出演する。同番組では今年30代最後の夏を過ごした今井に密着。映画監督の松永大司が監督を務め、“休暇”を与えられた今井が自分自身のやりたいことと向き合っていくさまを映し出していく。このほど今井が合同取材会に参加し、収録の模様や“リアル休日”の様子について語った。

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　全6話（30分）で構成される同番組では、大の野球好きである今井と同世代の川�ｱ宗則選手（＃1）やフラメンコの師匠である佐藤浩希氏（＃3）、“恩師”山田洋次監督（＃4）など会いたい人に会い、とことん語り合ったり、キャンプ（＃5・6）で松永監督とこれまでを振り返ったり…そして＃2では地元・湘南の藤沢で母校である小学校も訪れるなど、少年時代から現在の今井の姿が浮き彫りになっていく。

　「自分自身ここまでプライベートな時間を表現というか、表に出すことはなかったので、30代最後の年に会いたい人に会いに行ったり、故郷に帰ったり、素の僕を楽しんでいただけたらと、こういう企画になりました。会ってみたかった方や山田（洋次）監督にお会いしたり母校に行ったり、キャンプは普段やらないのですが、料理がすきなのでそこで料理をして、インタビューという形でお話をしたのですが、自分を見つめ直し時間でもあり、発見でもありました」と充実した撮影となったよう。

　川�ｱ選手とはキャッチボールもし、心から楽しそうな表情もみどころに。「野球好きとして、いくつになっても野球選手に会えるのはうれしい。一流の方とキャッチボールできるのは、なんだか力んでしまうところもありましたが、『ナイスボール』と言ってくださったり、川�ｱさんが褒めてくださったので野球少年の気持ちに戻る時間でした」と無邪気な一面も。一方で山田監督とは「僕にとって大切な方。今回、改めてお話するなかで芝居をする上で、役者として何を大事にすべきか、改めて聞きたいことをお聞きできて、監督とあたたかい時間を過ごすことができました」と姿勢を正した。

　そんな今井のカメラの回っていない休暇はというと、「日によって、朝起きたりお昼前に起きたり…朝起きて割と行動的な日は掃除機をかけたり、仕事があるときもそうなのですが、ルーティンとして朝、掃除機をかけることでリラックスできたりします」とのこと。

　そのほかにも「気分転換が料理。お昼に、スパゲッティをつくることがすきで、寝る前に献立をイメージして起きて作って食べる。大事なのはシエスタ。30分くらい、ご飯食べた後にソファーで横になる。30分でも気持ちが切り替わる。なにか仕事を控えていれば、仕事に関連したことに取り組んでみたり、お世話になっている人へギフトを贈るときにお手紙を書いたり…夜は友達とご飯に行くか、家でデリバリー。お酒飲みながら野球のシーズンであれば、横浜がすきなので、ベイスターズ戦をみながらご飯を食べたりします」。

　さらに「その時々によりますが、忙しいときは休み方がわからないことがあるので、ゆっくりすればいいのに気持ちが落ち着かなかったり。でも、充実した期間というのは、休日もすごく、充実した一日を過ごせるような気がして。家の掃除をしたり、水回りをきれいにしたり、家を掃除すると、気分がよくなりますね。鏡をふいたりとか…。自分を映すものだから、鏡はちゃんとふいておいたほうがいい、と言われるので（笑）」とキレイ好きな素顔ものぞかせる。

　また今回の撮影では、藤沢ロケを行っているが「地元の藤沢には車で1時間くらいで行けるのでドライブも好きだしサービスエリアでなにかを食べたり、湘南に行って海を眺めてしらす丼を食べて帰ったり…」と地元への愛ものぞかせる。「年々帰る回数は増えました。高校生で東京に出たので今となれば東京にいる年数の方が長いのですが、故郷の良さを感じるし、40・50代は男としてしっかり働いて還暦過ぎたあたりでまた地元に住むことができたら、と思うようになりました」と想いを明かしていた。