AKB48の9期生で48グループ前総監督・横山由依(28)の卒業コンサートが27日、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。アンコール明けに淡い紫を基調としたドレスで登場し、秋元康氏書き下ろしの卒業ソング「君がいなくなる12月」をソロで熱唱した横山は「AKB48がない人生は想像できないくらい、私にとって本当に大切なもの」と語った。以下、卒業スピーチ全文。
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この楽曲(「君がいなくなる12月」)を初めていただいたときに、「ああ、こんな気持ちになるんだな」というふうに想像していたんですけど、本当に実際、こんな気持ちになっていて、秋元(康)先生って、なんで先のことがわかるんだろうなぁっていう気持ちがして、改めて秋元先生の偉大さを感じています。秋元先生がAKB48を作ってくださらなかったら、私は今、ここにはいません。AKB48がない人生は想像できないくらい、私にとって本当に大切なものです。
12年前、深夜バスに乗って通っていた私が、いろんなことが映像でもご覧いただいたとおり、この12年間あったんですけれども、そのすべてには、近くにメンバーがいてくれたので、それがなくなると思うと、とても寂しいです。
でも、それでも一歩踏み出そうと思えたのは、私が以前から思い描いていた夢が、より具体的に見えてきたからです。まだまだなんですけれども、これからもお芝居と歌を磨いていって、表現できるような人になりたいなと思います。
この12年間の中で一番印象に残っていることはたくさんあるんですけど、二代目の総監督になったことかなと思っていて、初代総監督のたかみな(高橋みなみ)さんが、私に総監督を指名してくれて、たかみなさんという壁がすごく高くて、自分自身、比べてしまい(涙で声が震える)、落ち込むこともすごく多かったし、泣くことも増えたりとか、孤独を感じることもたくさんありました。
でも、たかみなさんはたかみなさんだし、私がたかみなさんになる必要はなくて、私は私でいいんだとある日思えたことがあって、そうするとすごく楽になって、周りを見るとメンバーとかスタッフさんがすごく優しくて、自分の弱いところも見せられるようなこともできるようになりました。
それで三代目の総監督にみーおん(向井地美音)を指名してから、またこう見える景色が変わってきて。人と比べることはすごく苦しいです。でも、自分が自分らしくいられることって、すごく楽しいんだなと思いました。こんなに年齢や考え方が違う人たちと一緒に一つのものを作るということの面白さとか奇跡を、今本当に感じています。
そして今日、配信で見てくれているメンバーのみんな、コロナ禍ということもあって、メンバー全員とステージに立つことができなくて、それがすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。卒業までにみんなとできるだけ会ったり、ステージに立てたらいいなというふうに思っています。
そして、裏にいてくれている、今日一緒にステージに立ってくれているメンバー、「みんなの思いを背負ってステージに立つ」って言ってくれて、すごくリハの期間から支えてくれたりとか、この曲好きになりましたとか言ってくれたり、私12年間やってきて、今のこのAKB48で、今のメンバーの中で卒業できるのが、本当に本当に幸せだなっていうふうに思えるのはみんなのおかげです。
そしてスタッフの皆さま、今まで本当にありがとうございました。私は皆さんがいなかったら、12年も続けて来られなかったし、今日もこうして皆さんのお力をお借りしてこのステージに立てていることをうれしく思います。そして最後にファンの皆さん、会場に来てくださったファンの皆さん、そして配信を見てくださっているファンの皆さん、私は決して目立つタイプではなかったんですけど、そんな私を見つけてくれて、長い間応援してくださって、本当ありがとうございます。
皆さんの応援があったから乗り越えられたことがたくさんありましたし、こうして一歩踏み出そうと思えたのも皆さんのおかげです。私は本当に1人ではここに立てていなくて、本当に本当にたくさんの方に支えられてきたなというのを改めて今日は本当に実感しています。今まで出会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
これからも見てくださっている方に、夢とか希望とか明日から頑張ろうと思ってもらえるような活力になれる、そんな存在でいたいと思います。
これからもAKB48と、そして、横山由依の応援をよろしくお願いします。
ありがとうございます。(話の)長さは大丈夫でしたか?(笑)
◆
横山の卒業公演は、AKB48劇場記念日と自身の誕生日の翌日、12月9日にAKB48劇場で行われる。
■横山由依(よこやま・ゆい)プロフィール
1992年12月8日生まれ、京都府出身。SKE48の2期生オーディション、AKB48の8期生オーディションに落選し、2009年9月、AKB48の9期生オーディションに合格。2011年3月に大島優子、指原莉乃、北原里英とともに派生ユニット「Not yet」でデビュー、同年5月、「Everyday、カチューシャ」で初選抜入りし、2012年8月〜13年5月までNMB48を兼任した。2015年12月8日、AKB48劇場オープン10周年かつ自身の23歳の誕生日にAKB48グループ2代目総監督に就任。19年3月31日に退任した。近年は多くの舞台作品に出演している。
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この楽曲(「君がいなくなる12月」)を初めていただいたときに、「ああ、こんな気持ちになるんだな」というふうに想像していたんですけど、本当に実際、こんな気持ちになっていて、秋元(康)先生って、なんで先のことがわかるんだろうなぁっていう気持ちがして、改めて秋元先生の偉大さを感じています。秋元先生がAKB48を作ってくださらなかったら、私は今、ここにはいません。AKB48がない人生は想像できないくらい、私にとって本当に大切なものです。
12年前、深夜バスに乗って通っていた私が、いろんなことが映像でもご覧いただいたとおり、この12年間あったんですけれども、そのすべてには、近くにメンバーがいてくれたので、それがなくなると思うと、とても寂しいです。
でも、それでも一歩踏み出そうと思えたのは、私が以前から思い描いていた夢が、より具体的に見えてきたからです。まだまだなんですけれども、これからもお芝居と歌を磨いていって、表現できるような人になりたいなと思います。
この12年間の中で一番印象に残っていることはたくさんあるんですけど、二代目の総監督になったことかなと思っていて、初代総監督のたかみな(高橋みなみ)さんが、私に総監督を指名してくれて、たかみなさんという壁がすごく高くて、自分自身、比べてしまい(涙で声が震える)、落ち込むこともすごく多かったし、泣くことも増えたりとか、孤独を感じることもたくさんありました。
でも、たかみなさんはたかみなさんだし、私がたかみなさんになる必要はなくて、私は私でいいんだとある日思えたことがあって、そうするとすごく楽になって、周りを見るとメンバーとかスタッフさんがすごく優しくて、自分の弱いところも見せられるようなこともできるようになりました。
それで三代目の総監督にみーおん(向井地美音)を指名してから、またこう見える景色が変わってきて。人と比べることはすごく苦しいです。でも、自分が自分らしくいられることって、すごく楽しいんだなと思いました。こんなに年齢や考え方が違う人たちと一緒に一つのものを作るということの面白さとか奇跡を、今本当に感じています。
そして今日、配信で見てくれているメンバーのみんな、コロナ禍ということもあって、メンバー全員とステージに立つことができなくて、それがすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。卒業までにみんなとできるだけ会ったり、ステージに立てたらいいなというふうに思っています。
そして、裏にいてくれている、今日一緒にステージに立ってくれているメンバー、「みんなの思いを背負ってステージに立つ」って言ってくれて、すごくリハの期間から支えてくれたりとか、この曲好きになりましたとか言ってくれたり、私12年間やってきて、今のこのAKB48で、今のメンバーの中で卒業できるのが、本当に本当に幸せだなっていうふうに思えるのはみんなのおかげです。
そしてスタッフの皆さま、今まで本当にありがとうございました。私は皆さんがいなかったら、12年も続けて来られなかったし、今日もこうして皆さんのお力をお借りしてこのステージに立てていることをうれしく思います。そして最後にファンの皆さん、会場に来てくださったファンの皆さん、そして配信を見てくださっているファンの皆さん、私は決して目立つタイプではなかったんですけど、そんな私を見つけてくれて、長い間応援してくださって、本当ありがとうございます。
皆さんの応援があったから乗り越えられたことがたくさんありましたし、こうして一歩踏み出そうと思えたのも皆さんのおかげです。私は本当に1人ではここに立てていなくて、本当に本当にたくさんの方に支えられてきたなというのを改めて今日は本当に実感しています。今まで出会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
これからも見てくださっている方に、夢とか希望とか明日から頑張ろうと思ってもらえるような活力になれる、そんな存在でいたいと思います。
これからもAKB48と、そして、横山由依の応援をよろしくお願いします。
ありがとうございます。(話の)長さは大丈夫でしたか?(笑)
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横山の卒業公演は、AKB48劇場記念日と自身の誕生日の翌日、12月9日にAKB48劇場で行われる。
■横山由依(よこやま・ゆい)プロフィール
1992年12月8日生まれ、京都府出身。SKE48の2期生オーディション、AKB48の8期生オーディションに落選し、2009年9月、AKB48の9期生オーディションに合格。2011年3月に大島優子、指原莉乃、北原里英とともに派生ユニット「Not yet」でデビュー、同年5月、「Everyday、カチューシャ」で初選抜入りし、2012年8月〜13年5月までNMB48を兼任した。2015年12月8日、AKB48劇場オープン10周年かつ自身の23歳の誕生日にAKB48グループ2代目総監督に就任。19年3月31日に退任した。近年は多くの舞台作品に出演している。
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2021/11/27