声優の小野友樹と高橋広樹が9日、都内で行われた『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。〜スペイン編〜』初日舞台あいさつに登壇した。

　同作は2013年7月に連載を開始し、シリーズ累計発行部数400万部を突破した同名漫画が原作。芸能界を舞台に繰り広げられるボーイズ・ラブを描き、2018年にテレビアニメ化。5年連続で「抱かれたい男1位」だったベテラン俳優・西條高人（高橋）と、その座を奪った新人俳優・東谷准太（小野）、数々の試練を乗り越えてきた二人が今度はスペインへ飛び立ち、東谷のルーツもひもとかれるスペイン編が映画で描かれる。

　無事に公開初日を迎え、小野は「この日にたどり着けたのがなにより」と感慨。高橋も「きょうを迎えられたことに感謝です。応援してくださる皆さま、スタッフの皆さまに感謝しかないです」と多くの支えがあったと話した。

　イベント内で「変わらないもの、昔から好きなもの」について向けられると、高橋は「やっぱり芝居ですよね。今回幸せだったのは“最高のパートナー”の小野友樹と密に演技に没頭できたこと」と共演の小野に感謝。小野も「ありがたいことに『だかいち』が続く限り、広樹さんとご一緒できる。一緒に絡ませていただくときも変わらない良さがずっとあって、高橋広樹の味があり続けるんです」と語った。

　締めのあいさつで小野は「スタッフさんの熱意をものすごく感じる作品。空気感もすてきな作品なので、そこも含めて『だかいち』ワールドを感じていただけたら」とアピール。そして「積み重ねた年月があってなせることなので、広樹さんが“最高のパートナー”と言ってくれたのがすごくうれしいことだなと感じました」と感極まる様子も見せていた。