俳優・歌手・芸人など、さまざまなジャンルのタレントがパーソナリティーを務めるニッポン放送『オールナイトニッポン（ANN）』シリーズで、史上初となるファンクラブ「三四郎のオールナイトニッポン公式ファンクラブ　バチボコプレミアムリスナー」を始動させた三四郎。

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　前半ではファンクラブの取り組みについて語ってもらったが、後半では、そのファンクラブをスタッフ一丸となって作り上げていること、今後マージンがほしいという“発足者”としての欲、そして、ANN（1部）とANN0（2部）どちらも経験したからこそわかった本音を深堀りした。

■マネージャー、作家、全員が一丸となって作り上げているファンクラブ

──相田さんは他のSNSもされていますが、使い分けは？

相田周二　あんまり使い分けないかもしれないです。インスタグラムも今はストーリーだけでほとんど投稿してないし、ブログ優先になってきました。投稿するとき、わりと写真から選ぶことが多くて、ブログで使わなかった写真をストーリーに投稿する感じになっています。

──では、今はファンクラブの優先順位が一番？

相田　そうですねぇ〜。なんか、ストーリーで投稿するのがもったいなくなってきました。せっかくお金払ってくれている人がいるなら、ブログのほうがいいかなって、本音が（笑）。

──放送後記は、お二人ともご覧になられていますか？

小宮浩信　見ています、すごく秀逸な文章。

相田　あれ面白いですよね。

──7月15日投稿の、マリトッツォの説明が良かったです。

相田　「おいしいパン」ね（笑）。そこだけバカなんですよ、そこまで秀逸なんですけど（笑）。あそこ端的にやるのが面白いですよねぇ。

小宮　あれはサブ作家の高橋くんが書いているのかな？

相田　元ハガキ職人の「トゥルーマン翔」ね。

──ギャラリーの担当は？

相田　あれはマネージャーに任せています。

──レアショットが豊富で見応えがあります。

松本マネージャー（以下：松本mg）　やった〜！

相田　ブツブツ言いながらやっていますよ？

松本mg　すごい楽しくやっていますよ、本当に。

相田　（笑）。楽しくはやっているんですけど、その後に「もう投稿する写真ないですよ……」とか、すごくボソボソ言っている。

──ギャラリーの更新頻度は決まっている？

松本mg　毎日1枚撮って投稿するのが目標ですけど、全然できてないです。昔の写真を投稿すると目立っちゃうので新しいのを載せたいなと思うんですけど、会わない日もあるんで物理的に難しかったりもします。

──全員で作り上げているんですね。ラジオとは関係ないお写真も見られるというのも、魅力的です。

松本mg　ほぼ関係ない（笑）。

相田　ファンクラブ、「ラジオ番組の」って言っているだけになっているからね。

──「三四郎のANN0」のと言うより、「三四郎」のファンクラブ化しているなと。

相田　「三四郎のファンクラブ」って言うと、ちょっと痛い感じがするじゃないですか。

──（笑）。でも、今けっこう増えていますよね。ファンクラブではないですが、東京03さんのオフィシャルアプリは、かなり昔からあります。

相田　03さんとかになると、ちょっとカッコいい感じがするな……。流れ星☆さんとかになっちゃうと、ちょっと（笑）。

小宮　あと、「ラジオの」っていうのがあると男性でも入りやすくなるかなと思います。

相田　今、男女比が半々くらいになっているらしいですよ。

■発足者・三四郎として「マージンがほしい」

──他にもANNを担当している芸人さんはいますが、なぜ三四郎さんにこの話がきたのでしょう？

小宮　なんでもやるからじゃないかな。いっつもなんでもやっているから……。

相田　貢献度がね（笑）、高いから！

小宮　ってことですね。そう言っときましょう。でもまあ、ここからどんどん他のファンクラブも増えていけばいいなとも思いますし。

──三四郎さん次第というプレッシャーもあるかと思いますが、今後、ほかのラジオ番組はどうなるでしょう？

相田　まずはフッ軽なメンツでしょ。僕らから始まり、Creepy Nuts、佐久間さん……（笑）。でも、最初の礎を築いてきたのは我々なんで、そこの貢献度の扱いは変えてほしいですね。

──どう変化をつけてほしいですか？

相田　いくらかマージンをね、こっちにちょっと。クリーピーと佐久間さんの分を。10％とかでいいですよ、全然。

──（笑）。相田さんは先ほど、もっとファンの声が届くものが欲しいと仰っていましたが、今後、ファンクラブでやっていきたい明確なことはありますか？

相田　ファンとの関わりの場は欲しいです。

小宮　コロナが収まったら、相田と一緒に飲めるとかね。

相田　ちょっと待って（笑）。……いや、まあでも別に苦じゃない。ファンミーティングしましょうか。

──ファンクラブの価値が上がりますね！（笑）。逆に、改善したい部分はありますか？

小宮　増やしていきたいとは思うけど、改善点は今のところないかな？

■ANN内を渡り歩いたからこそ言える本音「1部も2部もそんな変わんない」

──生活リズムですが、以前ANN0を担当していた頃の感覚は取り戻しましたか？

小宮　実際、1部も2部もそんな変わんないかな？　ラジオの翌日、地方営業に行くことが多いんですけど、一回家に帰るよりニッポン放送からそのまま行くほうが楽で、2時間くらい開くほうがキツいんですよ。ラジオ前も、1部は収録とか終わってからすぐ入っていたから、そこの間が開いてくれたのも楽かな。……でも、よーく考えたら、深夜1時からも普通にしんどいからね？

相田　そうなんだよなぁ、麻痺しているけど（笑）。

小宮　だから、ラジオ前少し休めているからトントンくらいかなって思います。

相田　次の日営業が入っているときはしんどいなぁと思いますけど。

小宮　でも、金曜っていうのがいいですね。次の日ロケ仕事とかよりも営業の方が楽っていうのと、昔からの感覚で、金曜って1週間の終わりっていうのがあるじゃないですか。これが週の途中とかだったらキツいなぁと思います。（木曜のANN0を担当している）マヂカルラブリーとかもその感覚はあるだろうしキツいんじゃないかな？

──マヂラブさんは木曜日ですもんね。

小宮　そう。あともう1日あるじゃんっていうのがね。ツイッターの盛り上がり方とかも、金曜っていいと思うんですよね。次の日休みだから起きてようかなって人も多いだろうし。

──話す内容も、1部と2部ではあまり変わらないですか？

小宮　どちらも深夜だから、そこはあんまり変わってないですね。

相田　1部と2部の違いは、提供読みがあるかないかだけですね。一番緊張するんで。今はないので楽です。

──ファンからすると、「Bittersweet Samba」ではなく「ゲラヘー！」始まりだと三四郎の番組だなぁとうれしい感覚にもなります。

相田　今は「ゲラヘー！」で始まって、「ゲラヘー！」で終わりますからね（笑）。

小宮　でも、僕らにはあんまり音楽入ってきてないんで意識してないです（笑）。

──「プレミアムゲラヘー」も、最近聴いていないような気がします。

相田　「プレミアムゲラへー」も「スペシャルゲラへー」も、フェードアウトです。最近やってないですね（笑）。プレミアム金曜日なんて、もう誰も覚えてないですよ？　台本にも書いてないですから。

──『ANN0』会見後に行ったインタビューでは「1年で1部に上がりたい」とおっしゃっていましたが、そのお気持ちは変わっていないですか？

小宮　変わってないですね。

相田　まあでも最悪、やらせてもらえるんだったらどちらでも（笑）。そこは俺たちフッ軽なんで。

──“両方”はいかがでしょう。

相田　え？　どっちも？　どっちもは死んじゃうよ（笑）。

（取材・文　佐々木笑）