俳優の菅田将暉が、9日深夜放送のニッポン放送『菅田将暉のオールナイトニッポン（ANN）』（毎週月曜　深1：00）に出演。コラボ楽曲「サントラ」もあり、火曜日の『ANN0』を担当するCreepy NutsのDJ松永が、東京オリンピックの閉会式に登場したことを受け、愛あるイジりを見せた。

　菅田は「閉会式、DJ松永よ。DJ松永ですよ。いや、びっくりしましたね。仕事があったから、オンタイムで見られへんなと思って、録画をしていて。仕事を終わって帰る時にネットニュースで見て、マジかと…」と回顧。「全然知らんかったって思いつつ、そこからまだ閉会式を見られずにいるんやけど。うれしいよ、自分事のように…でも、なんかそれは違うよな（笑）。やったら、そこは『サントラ』やん。オレとRさん（R-指定）と3人で（笑）。これはRさんも同じ気持ちやと思うよ。なんかちょっと素直に見られない自分がいて」と消化できない感情を打ち明けていった。

　続けて「なんかな…普通にオンタイムで見ていたら、わーって素直に喜べたけど、先に知らされたから…って、自分でニュース見たんやけど（笑）。見たいんやけど、まだ見たくないみたいな（笑）。いやーちょっとびっくりしましたね。なんかちゃうなって思っているのは、オレとRさんだけかもしれんけど。すごいし、讃えたいけど。Rは絶対思っている、オレと同じことを言うと思うよ。だって、オレら『サントラ』やん。そこは3人でええやん。それは入れてよ」と呼びかけ。

　その上で「冷静に考えたら、あの人は世界一のDJやから。金メダル取っている人やから、なんにもおかしくないから」と落ち着きながらも「まごうことなき金メダルを取った人がDJをやっていて、なぜおかしいと感じているのかということですよ。それは、あの人の持っている“人（にん）”の部分やろうな（笑）。所作・言動・ふるまい、すべてが圧倒的小物感じゃないですか（笑）。すぐ吠えるし、激辛とかも食うし、すぐ噛み付いてうわーって言って、あの圧倒的小物感。もちろん、かっこいいところも知っているけど、なんかあの感じはウソやろっていう感じがしたんよね」と盛大にイジった。

　さらに「能ある鷹はっていうことなんかな。小物感に見せて、あの舞台っていうことかもな。でも、ひけらかしているけどな。『オレはDJうますぎる』って、ずっと言っているよ（笑）。単発の一発目のときから言っていたでしょう（笑）、全然能ある鷹は爪を隠していないんですよ。オレの中ではアカンラインになっているのかな、だからこれだけ吠えているのかな（笑）。松永さんの実力がっていうことはまったくない、オレは断ってほしかったのかな、3人で出ようって（笑）。僕にはRと菅田がいるんで、3人で『サントラ』なんでって言ってほしかったな」と笑わせた。

　そこから、菅田の妄想が暴走し「でも、とりあえず松永さんにはこれからどんどんそういう感じで猛進してもらって、大きくなって、どんどん天狗になっていただいて、立場も格式も上がって、頭ごなしでNGを出して（笑）、スタッフからモリモリ嫌われていって（笑）、でも、その自分がどんどん大きくなっていくことで、NGを出している自分にも気づきつつ、でもオレは間違ってないって、だってオレはこうやしって言い聞かせて、そのまま突き進んで後悔してほしい」と笑い声でコメント。「歪んでないですよ（笑）。だって松永さんは後戻りとかできない性質の人でしょう？　だから、そのままガーッといってもらわんと。最終的に、あの時に『サントラ』って言わんかった自分に激しく後悔してほしい（笑）。あんな大舞台に出て、こんな言われる人おる？あんなテクニック磨いて、世界一取って、実力で大舞台に立ったのに、こんなに言われる人おる（笑）？　まじ、ほんとにスタッフに嫌われてほしい（笑）。ただただ。それが松永さんやから（笑）。ちょっと、松永さんが最高たる所以ですな。ここから落ちていくのが楽しみだ」と最後まで愛あるイジりで締めくくった。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。