女優の黒木華、人気グルーブ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が出演し、8月13日から9月5日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで上演されるDISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ＆ピーターパン』。このほど取材に応じた黒木が、作品や役についても思いを語った。

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　イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作戯曲『ピーターパン』を、ロンドンで注目の若手作家で演出家のエラ・ヒクソン氏が新たにウェンディの視点から翻案。2013年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの新作公演『WENDY＆PETER PAN』として上演された今作。せりふに加えてダンス、フライングや、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、2015年にはウエストエンドでの再演も果たした。

　待望の日本初上演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』（16年）、『民衆の敵』（18年）で社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な『ピーターパン』のファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにする。

　改めて名作『ピーターパン』への印象を問われたウェンディ役の黒木は「私の中ではディズニーの『ピーターパン』の印象が強くて、タイツを履いた少年が空を飛んでいるみたいなイメージがありました（笑）」と照れながら告白した。

　ピーターパン役の中島とは今作で初共演。印象については「素直で真面目な方なんだろうなというのがお芝居から伝わってきます」と明かしながら「今回、フライングや殺陣を披露するシーンがあるのですが、中島さんは身体能力がすごく高いので、すぐにマスターしてしまうんですよ。本当に、ピーターパンを演じるのにぴったりな方だなと思います」と絶賛。

　さらに黒木が「（ピーターパンのイメージは）タイツを履いた少年」と答えたことから、記者が「中島は今回タイツを履くのか？」と質問すると、「履かない！　履かない！　いつも通りカッコいいままですよ。安心してください」と笑いながら即答した。

　けいこ中は筋トレ、ストレッチを欠かさず、万全のコンディションで近づく開幕に備えている。ファンに向けて黒木は「見た目や衣装の派手さだったり、舞台装置のコラボレーションも素晴らしい。最初から最後まで飽きずに見てもらえる作品なので、大人の方も楽しめる仕上がりになっていると思います！」とアピールしていた。