お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎が17日、都内で漫画『ぼくのお父さん』(新潮社)刊行記念イベントを開催。千原兄弟の千原ジュニアと公開対談を行ったが「この漫画はジュニアさんのおかげで描けました…」と感謝の気持ちを伝えた。
矢部と大家のおばあさんとの交流を描いた『大家さんと僕』は、心温まるエピソードが「ほっこりする」と話題を呼び、ロングセールスを記録。芸人として初、プロの漫画家以外でも初となる朝日新聞社主催『第22回手塚治虫文化賞 短編賞』を受賞した。
『大家さんと僕』以来の最新作となる今作では、実の父である絵本作家・やべみつのりと自身の幼少期のエピソードを描いた。40年前の東京・東村山を舞台に、つくし採取、自転車の2人乗り、屋根から眺めた花火など、普遍的でノスタルジックな心温まるストーリー。子どもを見守りながら、同じ目線でともに遊び、常識にとらわれず、のびのびと子どもと向き合い、ときに親自身も成長していくエピソードがつづられている。
ジュニアは、同書について「いやーすごいところにいきはったなという感じやね。本当にすばらしい、マジですごい。まず絵、この少ない線の数で、これだけ人のハートをつかむ。画家としてすばらしいですね。ねぎ1本焼いただけやのに、めちゃくちゃうまいみたいな。ごぼう削っただけなのに、めちゃくちゃうまいみたいな。これだけ奥行きと温度を感じる絵ってすばらしい。引き算の極地」と絶賛。
矢部は「うわー本当にうれしいです。大家さんと僕を描いた時に連載中にジュニアさんが感想を言ってくださったんです」と喜びをかみしめながらも「お笑いでご一緒させていただいたんですけど、一度もこんなことを言っていただいたことはなかったです」とポツリ。ジュニアは、かつて矢部と天ぷらパーティーを行ったエピソードを振り返り「行きたいですって言って、来てくれたんですけど、天ぷらの衣全部はがしていたんですよ(笑)。あの頃から引き算始まっていたんやね」と笑わせた。
ジュニアは、改めて矢部の魅力について「芸人の世界にいて、浮き出て見えるキャラクターは何かと思ったら、品なんやな。ご両親からいただいた品ですね。よしもといてよかったですよ、一番浮き立つ事務所やから(笑)。ナベプロとか人力舎やったら、品ある人おるからな」とニヤリ。矢部は恐縮しながら「ジュニアさんが(兄の)せいじさんの話をうれしそうにされているなと。好きっていう感じを受けていたんです。愛情がその奥にあると思うんですよ。その距離感というか、気持ちが大事なんじゃないかなということで、今回の本も描けたので、ジュニアさんのおかげです」と声を弾ませていた。
自作の構想について、ジュニアは「オレがとやかく言うことではないけど、どこかで『お嫁さんと僕』、そして『僕と僕』を描いて、最後の最後に『僕と入江くん』を描く。初めて太郎ちゃんの作品に闇が出てくる」と大胆な構想も披露。矢部から「帯文」を公式でオファーされると、その場で「やっぱり、すごいデビュー作やから、それを超えるのはなかなかのプレッシャーがあるところを軽く超えてきて。ちゃんと素朴な魅力は出つつ、テクニカルなところもやってすごいなと。カラテカでネタをやっていたから、ああいうテクニカルなところが出せるんだな。そして最後に『僕と入江くん』を…。入江くんにも本当にお世話になっているので」とアピールしていた。
矢部と大家のおばあさんとの交流を描いた『大家さんと僕』は、心温まるエピソードが「ほっこりする」と話題を呼び、ロングセールスを記録。芸人として初、プロの漫画家以外でも初となる朝日新聞社主催『第22回手塚治虫文化賞 短編賞』を受賞した。
『大家さんと僕』以来の最新作となる今作では、実の父である絵本作家・やべみつのりと自身の幼少期のエピソードを描いた。40年前の東京・東村山を舞台に、つくし採取、自転車の2人乗り、屋根から眺めた花火など、普遍的でノスタルジックな心温まるストーリー。子どもを見守りながら、同じ目線でともに遊び、常識にとらわれず、のびのびと子どもと向き合い、ときに親自身も成長していくエピソードがつづられている。
ジュニアは、同書について「いやーすごいところにいきはったなという感じやね。本当にすばらしい、マジですごい。まず絵、この少ない線の数で、これだけ人のハートをつかむ。画家としてすばらしいですね。ねぎ1本焼いただけやのに、めちゃくちゃうまいみたいな。ごぼう削っただけなのに、めちゃくちゃうまいみたいな。これだけ奥行きと温度を感じる絵ってすばらしい。引き算の極地」と絶賛。
矢部は「うわー本当にうれしいです。大家さんと僕を描いた時に連載中にジュニアさんが感想を言ってくださったんです」と喜びをかみしめながらも「お笑いでご一緒させていただいたんですけど、一度もこんなことを言っていただいたことはなかったです」とポツリ。ジュニアは、かつて矢部と天ぷらパーティーを行ったエピソードを振り返り「行きたいですって言って、来てくれたんですけど、天ぷらの衣全部はがしていたんですよ(笑)。あの頃から引き算始まっていたんやね」と笑わせた。
ジュニアは、改めて矢部の魅力について「芸人の世界にいて、浮き出て見えるキャラクターは何かと思ったら、品なんやな。ご両親からいただいた品ですね。よしもといてよかったですよ、一番浮き立つ事務所やから(笑)。ナベプロとか人力舎やったら、品ある人おるからな」とニヤリ。矢部は恐縮しながら「ジュニアさんが(兄の)せいじさんの話をうれしそうにされているなと。好きっていう感じを受けていたんです。愛情がその奥にあると思うんですよ。その距離感というか、気持ちが大事なんじゃないかなということで、今回の本も描けたので、ジュニアさんのおかげです」と声を弾ませていた。
自作の構想について、ジュニアは「オレがとやかく言うことではないけど、どこかで『お嫁さんと僕』、そして『僕と僕』を描いて、最後の最後に『僕と入江くん』を描く。初めて太郎ちゃんの作品に闇が出てくる」と大胆な構想も披露。矢部から「帯文」を公式でオファーされると、その場で「やっぱり、すごいデビュー作やから、それを超えるのはなかなかのプレッシャーがあるところを軽く超えてきて。ちゃんと素朴な魅力は出つつ、テクニカルなところもやってすごいなと。カラテカでネタをやっていたから、ああいうテクニカルなところが出せるんだな。そして最後に『僕と入江くん』を…。入江くんにも本当にお世話になっているので」とアピールしていた。
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2021/06/17