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『ベルセルク』作者死去、訃報に関係者&ファン追悼「巨大な伝説を失ってしまった」

 漫画『ベルセルク』などを執筆した漫画家の三浦建太郎さんが5月6日午後2時48分、急性大動脈解離のため亡くなった。54歳。20日、白泉社が公式サイトで訃報を伝えた。突然の訃報にアニメ『ベルセルク』の出演声優やファンなどから悲しみの声があがっている。

『ベルセルク』コミックス1巻

『ベルセルク』コミックス1巻

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 テレビアニメ第1期でシールケ役を務めた声優・ゆかなはツイッターで「ご冥福をお祈りいたします」とし「この広い世界で、見つけてくださったこと。ご縁がありましたことに感謝しています」、アザン役の安元洋貴は「御冥福をお祈りいたします。作品の一部になれたこと、忘れらんないっす」と追悼。

 三浦さんの代表作『ベルセルク』はダークファンタジーの傑作としてファンの間で親しまれており、突然の訃報にネット上では「衝撃すぎて言葉が出ないねベルセルクは自分が人生で一番大きい影響を与えられた作品だった」「ベルセルクと三浦先生が世の創作物に与えた影響ってそれこそ計り知れないと思うのでとてつもなく巨大な伝説を失ってしまった感じだ」「早すぎるよ…」と別れを惜しむ声が続々と出ている。

 今回の訃報について白泉社のサイトでは「三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼し「なお告別式はご家族にて執り行われました」と報告。

 「三浦先生には、永年にわたり白泉社で『ベルセルク』をはじめとする人気作品の数々をご執筆いただきました。現在もヤングアニマルにて同作を、一昨年からはヤングアニマルZEROで『ドゥルアンキ』を連載中でした」と記し「読者の皆様には、三浦先生の作品をご愛読いただきましたことを深謝いたしますとともに、謹んでご逝去のご報告をお知らせ申し上げます」と伝えた。

 ヤングアニマル編集部一同としてのコメントも掲載。「三浦建太郎先生の突然の訃報に接し、ヤングアニマル編集部は深い悲しみに包まれています。この受けいれがたい事実をどのように捉えたらいいのか。正直、言葉が見つかりません。思い出されるのは、編集部の人間に会うと、いつも朗らかにご自分の好きな漫画やアニメ、映画の話などを楽しく語っていた時の笑顔ばかりです。我々は三浦先生の怒った顔を見たことがありません。いつも楽しそうな少年のような方でした」とし「どうかファンの皆様、関係者の皆様、三浦先生の楽しそうな笑顔を想像していただき、ヤングアニマル編集部と共に静かにご冥福を祈っていただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます」とメッセージしている。

 三浦さんの代表作『ベルセルク』は、『月刊アニマルハウス』にて1989年に連載がスタートし、その後『ヤングアニマル』に連載の舞台を移し現在も連載中で、コミックス累計4000万部を超える人気作。剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に主人公・ガッツの壮絶なる生き様を描いており、1997〜98年にテレビアニメ化、2012年〜13年に3部作で劇場アニメ化、2016〜17年に再度テレビアニメ化された。

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